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タイ小売大手、ベトナムへ過去最大額となる14.5億ドルの投資決定
<写真: VnExpress>
タイの小売大手であるセントラル・リテール・コーポレーション(Central Retail Corporation)は、過去最大規模となる500億バーツ(約1950億円)をベトナム市場に投資し、店舗数を倍増させることを発表した。
同社は今後5年間の新たな投資で、店舗数を57都市・省で600店舗以上に拡大する計画である。
セントラル・リテールCEOのYol Phokasub氏によると、ベトナム市場は継続的な経済成長を遂げており、計り知れない潜在力を秘めているという。
セントラル・リテール・ベトナム(Central Retail Vietnam)は、今年だけで60億バーツ(約233億7287万円)を投資し、ハイパーマーケットセグメントにおける主導的地位の強化を図るため、食品を中心に全国で事業を展開することを発表した。
また、同社は家電量販店「Nguyen Kimチェーン」10~12店舗を改装し、さらにスーパーマーケット3~5店舗とハイパーマーケット「Go!」を新規オープンする予定である。
現在、同社はベトナム国内で340店舗以上を運営しており、収益は2014年の3億バーツ(約
11億6525万)から2021年には386億バーツ(約1498億7373万円)に急増している。
セントラル・リテールのマネージャーは地元メディアに対し、2022年は経済不況、商品価格の上昇、消費者の支出削減の影響を受けたにも関わらず、「常に低価格」という方針を掲げたことで売上が2桁増になったことを明らかにした。
ベトナム国内では、日本のイオンが2025年までにスーパーマーケット100店舗、韓国の小売大手ロッテもさらにスーパーマーケットを展開する計画である。
中国からの撤退に追い込まれたロッテは、ベトナムを韓国・日本に次ぐ「第3の市場」として見込んでいる。
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