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ハノイ市の繁華街、歩道がもはや歩道ではない
<写真:VnExpress>
ハノイ市の繁華街であるターヒエン通りやハンノン通り、ハンマー通り、ハンガン通りなどでは、周辺店舗やその利用客、利用客のバイクによって歩道が占領され、歩行者が車道を歩かざるを得ない状況が悪化している。
同市内で最も有名な観光地であるホアンキエム区のターヒエン通りでは、歩道上の至るところにバイクが停車されているか、コーヒーショップが歩道にテーブルを設置しており、歩道が存在しないかのような状態である。
ハンノン通りの歩道もバイク駐車場と化しており、ハンマー通りでは奉書紙販売店が歩道を占拠し、売り子が道路を塞いでいる。
他の多くの通りも同様の状態であり、歩道はもはや歩道としての役割を果たしていない。
ホーチミン市から観光に訪れたハイさんは「車両が行き交う車道を歩かなければならず、非常に不快。この状況はハノイ市に悪いイメージしか与えない」と語る。
旧市街のハンブオン通りでは「歩道を侵害した者は15万〜300万ドン(約847〜1万6950円)の罰金を科される」という看板が設置されているが、何も効果はなく、看板の真下でさえ私有地のように利用されている。
ホアンキエム区の職員によると、状況が悪化しているのは、違反を取り締まる十分な人員が不足しているからであるという。
ハノイ市建設局が2022年に行った調査では、ハノイ市内の歩道劣化の5大原因の1つが歩道への車両侵入であることが明らかになった。
ハノイ市人民委員会のチャン・シー・タイン委員長は昨年12月、地区当局に対して「歩道の駐車場利用といった歩道に損害を与える可能性のある全活動を停止するように」と要請を出した。
また、2月中旬には「歩行者のための空間を取り戻す」ことを目的に、すべての歩道侵入行為を検査し、罰金を科すという計画を発表している。
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