ホーチミン市のビテクスコタワー、大半の商業テナントが撤退

2023年03月01日(水)14時09分 公開
ホーチミン市のビテクスコタワー、大半の商業テナントが撤退

<写真:VnExpress>

 

ホーチミン市1区にある68階建て超高層ビル「ビテクスコ・フィナンシャルタワー」の3階〜6階に入居していた小売業者の大半が、高額な家賃の支払いが困難なことを理由に撤退している。

 

地元メディアが調査を行ったところ、同ビルの1階はカフェや化粧品店が客で賑わい、上層階のオフィスを訪れる人々で活気にあふれていたが、上の階層は閑散とした状態であり、2階には鍋料理店や喫茶店に数人の客がいる程度であった。

 

以前は3階〜6階が飲食店やアミューズメント施設で賑わっていたが、現在はエレベーターやエスカレーターが止まらなくなり、閉鎖された状態となっている。

 

同ビル近隣のオフィスで働くタオさんによると、昨年から飲食店が撤退しはじめ、3階の映画館も閉館してしまったため、同ビルを訪れることはなくなったという。

 

同ビルの平均賃料は1㎡約80ドルで、一等地にある他のビルやモールに比べて15〜20%高い。

 

ビテクスコグループのマネージャーによると、今後は顧客に「特別な体験」を提供するためのアップグレードを行い、サイゴン・スカイデッキの展望施設も訪問者の体験を向上させるための改修を行う予定である。

 

アップグレードしたセクションのいくつかは、第2四半期に使用を再開するという。

 

2010年に建設された同ビルには金融や保険、法律、監査、メディア、電子機器、ファッション、化粧品、料理といった数多くの企業が入居している。

 

同ビルは高さが262.5mあり、2011年1月に建設された京南ハノイランドマークタワー(ランドマーク72)に抜かれるまではベトナムで最も高い建物であった。

 

 

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