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ベトナム史上初、AIバーチャルシンガー「アン」が登場
<写真:VnExpress>
14日、ベトナムで人工知能(AI)によって制作された初のバーチャルシンガー「アン」が一般公開された。
「アン」はAIアルゴリズムと何層ものサウンドエフェクトを組み合わせて制作されている。
BoBo Studioの創設者且つ「アン」のクリエイターであるボーボー・ダン氏によると、制作にはヴォーカルの音色の選択、デジタル・レクリエーションとスタジオ・テクニックの組み合わせといった多くの段階を経て、望ましい効果を生み出す必要があったという。
また、リアルに聞こえるようにするため、「アン」には呼吸音など人間の自然音を多く使用している。
「アン」の紹介イベントでは、デビューシングル「Lam Sao Noi Thuong Anh(How To Say I Love You)」が披露され、同曲のミュージックビデオが14日夜にYouTubeで公開された。
音楽プロデューサーのグエン・フィ・ヴー氏によると、MVは全て視覚効果を使用して制作されており、AIをフィルターとして使用し、ビッグデータでボーカルを混ぜ合わせているという。
「アン」のデビューシングルはバラードであったが、将来的には「ベビーボイスでロック」を表現する音楽スタイルに変更する予定である。
また、「アン」はアイドルになることを志向しており、音楽をコアバリューとし、プロのマネジメント会社によってステージパフォーマンスのスキルを身に付けていくという。
AI技術によるバーチャルシンガーは日本や韓国、米国などでは見慣れたものになりつつあり、同スタジオによると、バーチャルアーティストの利点は「私生活に関する問題やスキャンダル」と無縁なことである。
また、健康状態や年齢、スキルなどを気にすることなく、継続的に公演やツアーを実施することが可能となる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。