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ロンタイン国際空港遅延、チン首相が責任者の調査を要請
<写真:VnExpress>
ファム・ミン・チン首相はベトナム最大の空港となる予定のロンタイン国際空港に関して、建設遅延の責任者について調査を命じた。
同首相はロンタイン国際空港の投資家とベトナム空港公社(ACV)、交通運輸省、国家資本管理委員会に対し、遅延の原因と責任のある部署、個人について説明するように要請している。
4者は4月23日までにチャン・ホン・ハー副首相に報告書を提出する必要がある。
また、同首相はドンナイ省に対し、空港建設に必要なすべての土地の譲渡を6月30日までに完了させるように命じた。
同省は空港の第1期用地として2532haが確保され、そのうち2459haを業者が受け取っている。
同空港の出資者であるACVの発表によると、現時点ではプロジェクト全体に必要な総面積5000haのうち約4700haが整地・移転されたが、整地が原因で貨物ターミナルや配送倉庫、航空機洗浄エリア、地上設備メンテナンスゾーンの建設が遅れているという。
整地が遅れている主な原因は影響を受けた世帯の再定住に関する問題で、多くの世帯が所有地の法的所有権を証明する書類を持っておらず、補償と移転を完了することが困難になっている。
また、用地買収の遅延に合わせ、建設業者が見つからないこともプロジェクト遅延の原因である。
ACVは昨年12月に旅客ターミナル建設パッケージの入札が中止になったことを発表しており、ACVは昨年9月24日に入札を呼び掛けたが、条件を満たす業者は不在であった。
ベトナム系企業には空港のような特殊プロジェクトの経験がなく、外資系企業からは2025年という完成期限が非現実的とされている。
同副首相は18日に「第1旅客ターミナルパッケージの入札不成立はACVの専門性に限界がある」ことを示し、プロジェクト進捗に大きな影響を与えているとの評価を発表した。
ACVの取締役会は入札プロセスを見直すとともに、必要に応じて2回目の入札前会議を開催し、専門家や専門コンサルタントを起用して入札に関する評価を行う必要がある。
2021年初頭に始まった同空港の工事は第1期が2025年に完成し、年間2500万人の旅客に対応する予定となっており、旅客ターミナルの敷地は既に整地されて1月末に開始される工事の準備が整っている。
しかし、現時点の工事は地面の均し作業とフェンス設置、排水設備の準備に留まった状態である。
同空港は年間1億人の乗客と500万tの貨物に対応するように設計されており、総工費は約160億ドル(約2兆1400億円)で、運用開始後はタンソンニャット国際空港に代わる国内最大の空港となる。
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