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ロンタイン国際空港建設、周辺地域の粉塵被害が深刻化

2023年03月29日(水)11時36分 公開
ロンタイン国際空港建設、周辺地域の粉塵被害が深刻化

<写真:VnExpress>

 

ドンナイ省で進められているロンタイン国際空港建設に関連して、建設現場付近には常に粉塵が巻き上がり、周辺住民の生活が悲惨なものになっている。

 

過去数ヶ月間にわたって同省ロンタイン郡のビンソン(Binh Son)街区やロンアン(Long An)街区、バウカン(Bau Can)街区等の住民は粉塵にまみれた生活を余儀なくされているという。

 

ビンソン街区にあるビンソン小学校は粉塵の影響を最も受けており、1日中ドアやカーテンを閉めていても教室内や廊下が厚い粉塵層に覆われ、児童が着ていた白いシャツが粉塵によって赤っぽく変色してしまうほどであるという。

 

建設現場から約1kmほど離れた場所では、家屋の緑色であった屋根が、降り積もった粉塵によって赤い屋根に変わってしまっている。

 

周辺住民は建設部門が粉塵による被害に向けた対策を講じることを強く要望しているという。
 

周辺住民によると、昨年3月の空港平地化工事以降から現在まで粉塵が発生しているが、この2ヶ月で昼夜ともに粉塵が更に深刻化している。
 

露天商やレストランも粉塵の被害によって1日に何度も水で掃除をしなければ衛生状態を保つことが不可能で、ここ数ヶ月は以前よりも売上が低迷した状態にある。

 

ロンタイン国際空港から約7km離れた地区でさえも、粉塵が住民の生活に深刻な影響を与えている。

 

ロンタイン国際空港プロジェクト管理委員会のドー・タット・ビン代表によると、過去数日間は乾燥と強風によって以前よりも粉塵が飛散しており、広すぎる整地面積のために散水が意味を持たない状態であるという。

 

以前にドンナイ省人民委員会は天然資源環境省に対して、粉塵が人々に影響を与える事態になる前に、環境影響評価報告書を適切に実施し、改善策を講じるように検査と要請を行っていた。

 

5000haの面積を持つロンタイン国際空港プロジェクトは、総投資額が約336兆6300億ドン(約1兆8860億円)と見積もられており、年間2500万人の旅客収容を予定するフェーズ1では、滑走路と旅客ターミナル、付帯設備が2026年に完成する予定である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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