ハノイで豊胸手術を受けた女性、黄色ブドウ球菌に感染

2023年05月10日(水)09時46分 公開
ハノイで豊胸手術を受けた女性、黄色ブドウ球菌に感染

<写真:Tuoi Tre>

 

ハノイ市内のスパで豊胸手術を受けたバクザン省在住の女性Nさん(31)が、左胸に痛みを伴う赤い膿瘍を発症し、8日に同市の108軍中央病院へ入院した。

 

Nさんは1ヶ月前にソーシャルメディアで豊胸手術に関する広告を見つけ、600万ドン(約3万4600円)の費用で直ぐに施術を依頼したという。

 

Nさんは豊胸手術の1日後に胸の痛みと息切れ、発疹を発症し、緊急治療のためにバクザン省のバクタンロン(Bac Thang Long)総合病院に搬送された。

 

退院後にNさんがスパを問いただしたところ、施術時に糸だけではなく、インプラントも注入されていたことが明らかになった。

 

その後、Nさんは糸を取り除き、インプラントを溶かしたが、胸の痛みと肌荒れに悩まされ続けたという。

 

Nさんは地元の病院で1カ月近く治療を行ったが、体調に改善が見られなかったため、再び108軍中央病院で受診・診察を受けた。

 

同院での検査の結果、Nさんは人間に多くの臨床疾患を引き起こす危険な細菌である黄色ブドウ球菌に感染していることが明らかになった。

 

同院のルー・フオン・ラン医師によると、由来がはっきりしないインプラントは豊胸手術後に膿瘍や乳房のしこりを引き起こす可能性がある。

 

多くの患者が数十年もの間、由来が不明確な物質を乳房に注入したことによって酷い膿瘍に苦しみ、治療のためには医療手術を受ける必要があり、乳房を切除することさえあるという。

 

過去数ヶ月間に同院ではフィラー注入による多くの合併症ケースの治療を行っている。

 

患者の大半がソーシャルメディア上の広告から豊胸手術のためのスパや美容施設を見つけたという。

 

ラン医師は豊胸手術を受けようとする女性に対し、手術方法に関する情報を慎重に収集し、スパや外科医の経験や技術に関するフィードバックを得て、医療手術後の潜在的なリスクや合併症を最小限に抑えるように助言している。

 

 

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