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ハノイで三代続くブンリュウ屋、ファンが愛する名店

2023年06月06日(火)10時07分 公開
ハノイで三代続くブンリュウ屋、ファンが愛する名店

<写真:VnExpress>

 

ハノイ市バーディン区ホンフック(Hong Phuc)通り22番地にあるブンリュウ屋は屋台からスタートし、3世代にわたって多くのファンを喜ばせ続けている。

 

ブンリュウ(ブンリエウ、ブンジウ:Bún riêu)はベトナム麺料理の一種で、トマトベースのスープにブンと言われる米麺を入れたものである。

 

同店の店主であるグエン・ティ・ティエップさん(66)によると、家族が3世代にわたって約50年前からブンリュウ屋を営み、ティエップさんは23年前に自身の店舗を開店させた。

 

当初は屋台のような質素な店であったが、現在では屋内で料理を味わうことができるようになっている。

 

笑顔のティエップさんが手際よく料理を作る姿が多くの地元の人々に親しまれ、23年の歳月を経てブンリュウのファンに愛される店に成長した。

 

ティエップさんはブンリュウ作りの技術を子孫に伝えながら、現在も日々の仕込みやブンリュウの提供を手伝っている。

 

同店で使用する全ての食材は産地が明確な信頼できる業者から調達し、こだわりを持って上手いブンリュウを顧客へ提供する。

 

ブンリュウに使用する貝は歯ごたえと香りを楽しむために新鮮なものだけを使用し、丁寧な下拵えを欠かさない。

 

店舗入り口にある屋台には熱々のスープが入った鍋が置かれ、カニとトマトの食欲を誘う鮮やかな香りが漂い、隣の小さな棚には下拵えされた食材が並ぶ。

 

顧客の注文を受けると、ティエップさんの義理娘であるロアンさんがブンと新鮮なハーブ、トッピングを熱いスープでさっと茹でたものを器に盛り付ける。

 

カニやトマトをブレンドした透き通ったスープは甘酸っぱい風味が特徴である。

 

同店のブンリュウはトッピングによって3万5000~5万ドン(約210~300円)で、現在はQRコードによる振り込みにも対応している。

 

営業時間は午前5時30分〜午後3時30分までで、ランチタイムには狭い店内が多くの顧客で賑わうため、混雑時には早めに来店して席を確保する必要がある。

 

同店の常連客であるクオンさんは「ブンリュウを食べる時はこの店に決めている。質、量、味、この値段でこのお店以上の場所はない」と話している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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