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労働市場が凍結される中、求められるIT人材
<写真:VnExpress>
ベトナムでは景気低迷によって採用需要が低迷しているが、企業はデジタル変革を加速させるため、経験豊富で高いスキルを持つIT人材をヘッドハンティングしている。
多くの企業が給与を縮小する中でもIT専門家の需要は依然として高く、最も人気のある募集職種は経営管理、ソフトウェア開発、サイバーセキュリティ、人工知能、デジタルプラットフォーム開発、データ分析である。
IT企業の拠点であるクアンチュン・ソフトウェアシティでは、過去数週間で「Larion」「TMA」「Rakus」「SPS」といった企業が人材を募集している。
企業はポジションを確保するため、スタッフに過剰な給与を支払っているという。
人材紹介会社TopDev社が2022年に行った調査によると、ベトナムで3年以上の経験を持つプログラマーの総収入は月2100ドル〜6000ドル(約30万〜86万円)となっている。
人手不足が続く2023年も価格帯は同水準であり、企業がITエキスパートに期待するのは、設計や分析のスキル、チームマネジメント、金融やeコマースといった特定分野の専門知識である。また、コミュニケーション能力や語学力も求められている。
人材紹介会社アデコ・ベトナムのチュオン・ティエン・キエム副社長によると、今年の受注減少が工場の自動化を促したため、高スキルITスタッフの需要が高まった。
ベトナム国内企業は、優秀なIT専門家を求めている外資系企業と競争しなければならない。
タイのカシコン・ビジネス・テクノロジー・グループ(KBTG)は先月、アジアで3番目となるベトナム拠点をホーチミン市に開設し、IT人材の誘致に乗り出した。
同グループは今年200人の開発者を採用する予定で、大学と提携して適切な候補者を探す予定であるという。
TopDev社によると、ベトナムでは2023年に60万人、2024年に80万人の開発者が必要と推定されているため、採用需要は高いと予測されている。しかし、不足する開発者は17万5000人〜19万5000人になる可能性がある。
これは年間5万7000人のIT新卒者のうち35%しかビジネス需要に合致していないためであり、業界では初心者が上級者よりも多いという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。