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ホーチミンの寂れたショッピングモール、オフィスビルに変貌
<写真:VnExpress>
ホーチミンのいくつかの小さなショッピングモールは、業績不振と高い賃料によってテナントが退去した後、オフィスビルに生まれ変わった。
トゥードゥック市にあるタオディエンパール(Thao Dien Pearl)では、Minisoブランドが借りていた敷地を返却した後、ショッピングモールがオフィスビルに改装され、グレードBのオフィススペースに比べて比較的手頃な賃料が設定された。
月額賃料は1㎡あたり22~24ドル(約3100〜3400円)で、サービス料は1㎡あたり6ドル(約850円)である。
不動産コンサルタント会社JLLによると、今年第2四半期における同市のBグレードオフィスの平均賃料は1㎡あたり月額26.11ドル(約3700円)であった。
タオディエンパールのように、同市郊外にある面積1万㎡以下のいくつかのビルは最近、近代的な店舗スペースからコワーキングスペースやオフィスビルに変わっている。
不動産コンサルタント会社Savills Vietnamによると、小規模なショッピングモールではテナントの誘致や維持が難しいことが多いため、このような傾向が強まっているという。
このようなプロジェクトの大半は都心から離れた新興住宅地にあり、ビジネスモデルは飲食、コンビニエンスストア、ヘアケアなど少数のサービスに集約されており、テナントは高い家賃を払えないことが多い。
大半は投資家にとって資金効率が悪いため、ビルのオーナーはより商業効率の高いものに機能を転換する傾向がある。しかし、オフィスビルへのシフトは万能ではない可能性も高い。
不動産コンサルタント会社Coillersによると、今年上半期の賃貸オフィス市場は比較的安定していたが、Bセグメントの稼働率は79%と若干低下した。
また、Savills Vietnamは今年上半期に同市旧2区にある10棟のグレードBとCのオフィスビルが、業績不振や内部利用のために賃貸を停止したことを明らかにしている。
Savills Vietnamによると、同市における近代的な商業スペースの状況は上半期の需給ともに安定し、総床供給量は150万㎡を超え、稼働率は91%を維持しており、小売スペース市場の最大の問題は質の高い店舗が少ないことである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。