おすすめのプロモーション
ベトナムにおける電気自動車の普及、2030年までに4倍の予想
<写真:Tuoi Tre>
ベトナムの電気自動車普及率は2022年に2.9%であったが、国内外企業の生産増加を要因として2030年までに13.6%まで急増する可能性がある。
フィッチ・ソリューションズ傘下のBMIリサーチによると、電気自動車の販売台数は2023年から2032年にかけて年平均25.8%成長し、2032年には2022年の約8倍となる6万5000台に達する。
2023年から2032年にかけて、VinFast、Wuling HongGuang、Skoda、HyundaiブランドのEVが生産されることで、ベトナム市場の力強い成長が見込まれている。2023年の電気自動車販売台数は昨年比115%増の約1万8000台になるという。
ベトナム政府は1月にASEANから輸入される完成車を対象として、2027年末まで免税政策を継続することを発表した。
また、BMIによると、国内乗用EV市場の50%以上を占めるVinFast社やベトナムに工場を設立する計画を発表した中国企業からの納入台数の増加も供給を増加させる見込みであるという。
国内の乗用EVセグメントをさらに支えているのはTMT Motorsによる中国ブランドWuling HongGuangのミニEVの生産である。同工場の年間生産能力は第1期が3万台、第2期が6万台であった。
また、VinFastのEVのみを使用するGreen SMタクシー会社の設立は、同国民の意識を高め、EVの普及を促進することにもつながっている。
拡大するベトナムのEV充電ネットワークはVinFastが独占しているが、今年からは更に多くのプレーヤーが競争することになる。
Foxconnが2億5000万ドル(約359億6600万円)を投資してベトナムにEV充電と部品の生産工場を建設することを発表しており、充電業界の急速な拡大促進に貢献することが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。