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ベトナムで初のサル痘集団感染例、感染者は海外渡航歴なし

2023年09月27日(水)14時42分 公開
ベトナムで初のサル痘集団感染例、感染者は海外渡航歴なし

<写真:Lao Dong>

 

ベトナムで初となるサル痘の集団感染例が確認され、感染症の専門家らが警戒を強めている。

 

報道によると、ビンズオン省の女性(22)が最近、交際相手を経由してサル痘に感染した。

 

同省保健局の発表では、感染が確認された女性は現在、地域の医療施設で厳重に隔離管理されており、女性の住居周辺もすでに消毒されている。

 

また、24日には隣接するドンナイ省において、女性の交際相手がサル痘と診断されたことが明らかになった。この男性はベトナムで3番目の感染者として確認された。

 

ベトナムでのサル痘の初となる2症例は2022年に確認されたが、これらは国外で感染しており、ベトナムへの入国後に隔離措置がとられたため、地域感染のリスクは回避されていた。

 

ドンナイ省疾病管理センターによると、新たに確認された感染者の感染経路については未だ不明である。

 

サル痘は発疹や高熱、疲労感などの症状を伴う感染症で、米国や英国、北欧諸国を含む世界各地で急速に拡大しており、世界保健機関(WHO)は2022年に緊急事態を宣言し、感染拡大への対応を急ぐ動きを見せている。

 

ベトナム国内では感染者の接触者追跡や隔離措置が急ピッチで進められているが、現状、サル痘に対する有効なワクチンや治療法は導入されていない。

 

当局は住民に対して、基本的な感染対策の徹底や早期の医療機関受診を強く勧告している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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