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2024年のベトナム経済成長率、近隣地域で最も高くなる予想:HSBC
<写真:Cafebiz>
HSBC(香港上海銀行)は2024年にベトナムの経済成長率が地域で最も高いとの見解を示している。2023年の同国の経済成長率は6.3%と予測され、これは地域での最高値である。
2023年の第3四半期のGDP成長率は前年同期比で5.33%増となり、今年1月〜9月の経済成長率は4.24%となった。
同行のフレデリック・ニューマン氏は、2023年の同国の経済成長率が5%に達するとの見解を示している。これは、第4四半期の成長率が約6%になることを意味する。
2024年の同国の経済成長率は6.3%と予測されており、これは全世界の2.3%や中国の4.6%、マレーシアの4.5%、フィリピンの5.2%と比較しても印象的な数字である。
ベトナムの経済成長の主な要因として、国内消費の増加と政府支出の増加が挙げられる。同行の調査によれば、同国の国内消費成長は全世界のトップ10市場に位置しているという。
2024年には輸出の増加も経済成長の要因となると予測されている。
海外直接投資(FDI)も同国経済の成長を支える重要な要因として挙げられており、同行は、同国が高品質のFDIを引き続き引き付けるとの見解を示した。
特に、今年初頭からの製造業への新しいFDIは、過去3年間の年間投資を驚くべき速さで上回っている。
同行は、同国が今後もFDIの資金流入先として魅力的であると評価した。
特に、伝統的な産業だけではなく、グリーン経済、クリーンエネルギー、輸出を支える産業、国内消費に関連するヘルスケア、宿泊、小売、金融などの分野に焦点を当てるという。
同氏によると、2024年の同国経済にとっての最大の課題について、エネルギー価格や食品価格などの全球的な要因を除外すると、インフレは主要な脅威ではない。
最大のリスクは外部からであり、世界経済の成長が予想を下回ると同国の輸出回復に大きな影響を及ぼす可能性があるとの見解を示している。
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