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ベトナムの金融詐欺事件数、東南アジアで最多
<写真:khoahocphothong.vn>
ベトナムが直面しているデジタルセキュリティの課題は、東南アジア地域で最も顕著である。
ホーチミン市経済大学の講師であるゴ・タン・ヴ・カイン氏はホーチミン市で開催された科学セミナーで、2022年にベトナムで4億件以上のデータ侵害があったことを報告した。
ロシアに拠点を置くコンピュータセキュリティ会社であるカスペルスキー社の統計によれば、同年、東南アジアで4300万件以上の金融詐欺が防がれ、そのうちベトナムが1784万7857件で最も多い。
データ侵害の主な原因は、インターネット関連サービスの提供者やIoTデバイス、カメラ、センサーなどのシステムからの漏洩であり、これらのデバイスからのデータ漏洩を避けることは困難であるという。
データを保護するためにはセキュリティポリシーが整っている評判の良いインターネットサービスプロバイダーの選択、個人のセキュリティ設定のカスタマイズ、エンドツーエンドのデータ暗号化などが重要である。
ユーザーは個人データの共有に際してセキュリティ意識を高め、投稿する前に慎重に考え、情報に対する責任を持たなければならない。
また、写真のタグ付けを避けることや安全なメッセージングアプリの使用、信頼できる場所でのデバイスの購入、匿名ブラウジング、VPNの使用、電話の地域設定の変更など、自己防衛のための行動が求められる。
ベトナム国立経済大学の副学長であるファム・カイン・ナム博士は、個人データを不正に使用する者が人々の生活と正当な権利に影響を与えていると指摘している。
デジタル経済の発展と個人データのセキュリティ管理を保証する政策メカニズムの構築は、ベトナムだけではなく多くの国にとって重要な課題である。
個人データのセキュリティはグローバルな問題であり、この問題の解決には法律や経済の分野だけではなく、コミュニティのセキュリティ管理の意識と適切な行動も求められる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。