困難な状況が継続する酒類業界、特別消費税増税に反対

2024年03月18日(月)09時35分 公開
困難な状況が継続する酒類業界、特別消費税増税に反対

<写真:vneconomy.vn>

 

15日午後、ベトナムビール・アルコール・ソフトドリンク協会(VBA)は、会員企業との会議を開催し、企業と経済専門家が2024年の業界の困難、課題、ビジネスの見通しについて議論を行った。

 

VBAによると、飲料業界は年間約60兆ドン(約3617億5210万円)を国庫に貢献し、数百万の直接的および間接的な雇用を生み出し、高品質で多様な製品は国内の消費需要をますます満たすとともに、輸出を支援している。また、貿易、輸送、レストランから観光サービスの発展を促進する重要な業界の1つである。

 

しかし、ここ数年で業界は新型コロナウイルス、世界の紛争、およびアルコール血中濃度に関する法令100号の影響で多くの困難に直面している。

 

サベコのラム・ドゥ・アン副総裁によると、2024年にはホップ、ビール缶、瓶のキャップ、補助材料、輸送費など原材料と生産コストが引き続き上昇することが予想される。

 

VBAは売上高、利益が大幅に減少し、小売システム、レストラン、エンターテイメント施設、輸送、供給チェーンなども15〜20%、一部の指標では30〜40%まで影響を受けることを確認している。

 

そのため、多くの企業や専門家が2024年10月の国会会期で初めて審議される予定の特別消費税法案について、改正プロセスを遅らせるように政府への提案を要請した。

 

ハイネケンベトナムのグエン・ドゥイ・ヴォン外務担当部長によると、現状の状況における特別消費税の増税は適切ではなく、生産企業だけでなく、供給チェーンや消費者にも重大な影響を与える可能性が高い。

 

また、原材料価格の実際の上昇が企業の耐えられる範囲を超えており、ビール価格が市場の条件によってはインフレ率以上に既に上昇しているという。

 

中央経済管理研究所のビジネス環境および競争力研究部門の責任者であるグエン・ミン・タオ博士によると、2024年5月に政府が国会へ特別消費税法の追加建設プログラムを提出し、10月には初めての草案を提出する。

 

2025年5月には承認され、通常のプロセスに従って2026年1月1日から効力を持つことになる予定である。

 

 

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