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ベトナム経済は世界第35位、改善の余地多数

2024年04月01日(月)09時42分 公開
ベトナム経済は世界第35位、改善の余地多数

<写真:msn.com>

 

ベトナムのGDP経済規模は4350億ドル(約65兆8257億円)に達し、世界第35位にランクされているが、改善の余地が多く、さらに高い成長率を達成することが可能であるという。

 

ヴォー・ティ・アイン・スアン国家副主席によると、ベトナムは海外直接投資の面でトップ20国に入り、世界の輸出入額でトップ20国に位置している。

 

GDPに対する経済の開放度が約200%に達しており、ベトナムはASEAN内でダイナミックな経済である。

 

2023年末に計画投資省が公表したデータによると、2023年末までの経済規模のGDPは約4300億ドル(約65兆691億円)で、一人当たりのGDPは約4284.5ドル(約65万円)/人/年に達した。

 

統計総局が3月29日にハノイ市で公表したデータも、世界経済が多くの困難を抱える中、ベトナム経済が強力に回復していることを示している。

 

第1四半期におけるGDP成長率は前年同期比5.66%で、特に観光サービス部門の回復が印象的であり、製造業・加工業も好転の兆しを見せている。

 

経済政策研究院(VEPR)のグエン・クオック・ベト副所長によると、約40年の改革開放以来、ベトナムが4350億ドル(約65兆8257億円)のGDP経済規模を達成したことは、低発展段階の経済からの大きな成果である。

 

ベトナムは地政学的に魅力的なASEAN地域に位置し、輸出入の総額がGDP規模のほぼ2倍に達するほど経済の開放度が高い。この要因が近年の経済規模の拡大に貢献している。

 

FDIの成功的な誘致は経済全体の成長に大きく貢献し、ベトナムが世界経済への深い統合を積極的に進め、GDP成長、人々の所得増加への影響が見られた。

 

中央経済管理研究所のレ・ダン・ドアン元所長は、名目GDPで世界第35位の経済規模は喜ばしいことであるが、購買力平価でGDPを計算するとベトナムの経済規模はさらに大きくなるとしている。

 

現在のベトナムのGDP成長率は、韓国、タイ、台湾など他の国や地域と比較してもまだ足りない。

 

ベト副所長も一人当たりGDPや労働生産性を見ると、ベトナムは地域内のいくつかの国と比べても、まだ控えめな水準にあると率直に述べている。

 

比較的大きな人口規模を持つベトナムは、生産と消費の両方の観点から利点を持っている。

 

生産の観点からは、ベトナムには地域内で若く、豊富で、安価な労働力が存在する。消費の観点からは、国内市場が1億人を超え、経済規模が約3450億ドル(約52兆2066億円)に達していることが、ベトナムを低所得から中所得の閾値に押し上げた。

 

これにより、国内の消費需要が増加し、より高いレベルの国内製品とサービスが求められている。

 

現在の経済に対する課題は、経済の競争力とベトナムの世界経済地図上の地位を高めることにあるという。

 

これは競争力の向上、人材の質の向上、労働生産性の改善、イノベーション指数の向上を通じて、ベトナムがグローバルな価値連鎖に深く参加するためのものである。

 

 

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