ベトナム史上最大の横領事件、中心人物に死刑判決

2024年04月12日(金)11時58分 公開
ベトナム史上最大の横領事件、中心人物に死刑判決

<写真:nld.com.vn>

 

11日、ホーチミン市人民裁判所は、ヴァン・ティン・ファットグループの会長であるチュオン・ミー・ラン被告に対し、融資活動における規定違反、横領、賄賂提供の3つの罪により死刑判決を言い渡した。

 

この判決は1か月以上の裁判と審議の末に下された。

 

他にも85人の被告が異なる罪で起訴されており、サイゴン商業銀行(SCB)の元会長ディン・ヴァン・タイン被告は横領と融資活動における規定違反で無期懲役の判決を受けた。

 

元SCB総裁ヴォー・タン・ホアン・ヴァン被告も横領と融資活動における規定違反で無期懲役判決を受け、元副総裁トゥオン・カイン・ホアン被告は横領罪で18年の懲役判決を受けている。

 

裁判所によれば、被告たちは合計で498兆ドン(約3兆538億円)以上の損害を引き起こしたが、ラン被告個人による損害は677兆2860億ドン(約4兆1532億円)で、個人的な目的でSCBから資金を横領していた。

 

ヴォーヴァンタン通りにある豪邸の所有権について、ラン被告は第三者名義であると主張して差し押さえ解除を求めたが、裁判所は同被告の資産であると判断した。

 

さらに、ラン被告はSCBの資金を用いて多くのプロジェクトに投資していたため、公安省と最高人民検察院に対して、事件の第二段階の処理中にこれらの事実をさらに調査するように求められた。

 

その他、多数の被告に対しても3年の執行猶予から無期懲役までの判決が下され、今後の法的措置が待たれる状況となっている。

 

 

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