おすすめのプロモーション
ベトナム史上最大の横領事件、SBC銀行が4兆円超の賠償請求
<写真:danviet.vn>
ベトナム史上最大の横領事件に関して、SCB銀行はヴァンティンファット社のチュオン・ミー・ラン会長のグループに対して、起訴状で特定された金額よりも高い760兆ドン(約4兆5612億円)の賠償を請求した。
起訴状では、同会長がSCBに約498兆ドン(約2兆9888億円)の損害を直接与えたとされているが、同行の代表者は、事件における総損害が760兆ドン(約4兆5612億円)以上であると主張している。
起訴状によると、2012年から2022年にかけて、ラン会長と共犯者は2500以上の借入れを行い、SCBから多額の資金を引き出した。現在、これらの借入れには677兆2860億ドン(約4兆649億円)の負債が残っており、回収の可能性はないという。
ラン会長は、その中で498兆ドン(約2兆9888億円)に直接責任を負うとされ、横領、銀行規制違反、賄賂提供の行為で起訴されている。
しかし、14日午後にSCBの代表者は被害者として裁判所に出廷し、ラン会長が負うべき責任の金額に同意しないと述べた。
SCB側は、事件における損害は677兆2860億ドン(約4兆649億円)であり、3月5日までの暫定計算では元本482兆4490億ドン(約2兆8955億円)と利息および手数料277兆8300億ドン(約1兆6675億円)を含む760兆2790億ドン(約4兆5630億円)であると主張した。
SCB側は、ラン会長が所有する他の資産を差し押さえ、同行に引き渡して事件の賠償を行うように求めている。
また、SCBの代表者は被告人たちが特に重大な結果を引き起こし、同行の銀行イメージに深刻な影響を与え、国家が介入することを余儀なくされたとして、裁判所に銀行の正当な権利を保証するよう求めた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。