ダナンで恐怖の通り魔強盗、複数人が重傷を負う
〈写真：Tien phong〉
4月30日、ダナン市警察は同市内の公道で凶器を使った強盗事件を起こしたとして、2人の容疑者を逮捕したことを明らかにした。
事件の発端は27日21時30分頃、同市リエンチュウ区ホアカインバック地区在住のグエン・ファン・チュオン・Phさん（17）が、グエンタットタイン通り付近で白色のバイクに乗る若者2人に道を阻まれたことから始まる。
若者2人はPhさんを脅した後にナイフで腕、足、肩、腹部を複数回切りつけ、重傷を負わせた。Phさんが叫び声を上げたため、若者2人は現場から逃走した。
約15分後の21時45分には、同区ホアヒエップバック地区在住のグエン・ティ・Aさん（19）が、グエンタットタイン通りのガソリンスタンド付近で若者2人に襲われ、ナイフで脅されて財布を奪われそうになった。
この際、周囲の市民が気付いて声を上げたため、若者のうち1人がAさんの手を切りつけて逃走した。若者2人の襲撃によってAさんは右手を骨折する重傷を負った。
同日22時頃、同区ホアヒエップナム地区在住のチャン・ティ・Thさん（50）も、ダムクアンチュン通りからグエンタットタイン通りをバイクで走行中に、同じ若者2人に肩からかけていたバッグを奪われた。
バッグの中には190万ドン（約1万1800円）、携帯電話、個人の書類などが入っていた。
これらの情報を受けた同市警察は、容疑者たちの特徴と犯行の手口に基づいて、11人の疑わしい対象者についての情報を洗い出し、5つの作戦班を編成して捜索を行った。
4月29日19時頃、ダン・タイン・ビン容疑者（15）が強盗行為に関与した1人と特定され、逮捕された。ビン容疑者は自らの犯行を認めている。
その後の捜査で、ファン・バン・ジウ容疑者（17）が、事件の共犯者として逮捕された。
現在、同市警察はこれらの事件についてさらに調査を進めている。
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