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旧市街のパインぼったくり、SNSの誤情報と発覚
〈写真：Bao moi〉
ハノイ旧市街で外国人観光客が「パイナップル3個で50万ドン（約3115円）」のぼったくりを受けたと報じられたが、ホアンキエム区警察が事実ではないとして否定した。
同区警察によると、実際の販売価格は既に皮を剥いたパイナップル1個が1袋5万ドン（約312円）であった。
この出来事は「外国人女性がぼったくられた」という動画がSNSで拡散し、同区警察が露天商の特定を進めていた。
その後、同区警察が露天商のNTTさん（56）と目撃者への事情聴取を行った。
同区警察によると、27日21時40分頃、Tさんはハンズオン・ハンブオムの交差点付近で果物を販売していた。
外国人の女性観光客2人が現れ、パイナップルを求めたため、Tさんはカットされたパイナップル1袋を渡した。
Tさんは指を使って5万ドン（約312円）と伝え、50万ドン（約3115円）を受け取ったので、45万ドン（約2804円）を返金したという。
その後、女性2人が追加で2個のパイナップルを取ろうとしたが、Tさんが拒否したためにトラブルに発展した。
憤慨した女性2人のうち1人は、Tさんの持ち物を取り、地面に投げつけた。
周囲の人々がTさんに返金するように助言すると、Tさんは5万ドン（約312円）しか受け取っていないと説明した。
しかし、周囲からは5万ドン（約312円）でも依然として高いという声もあり、Tさんは女性2人からお釣りの45万ドン（約2804円）を返してもらった後に、50万ドン（約3115円）を返金し、販売を取りやめた。
実際に市場では1万5000ドン〜2万ドン（約93〜124円）程度で購入可能である。
この件に関して、同区警察はTさんが高額な値段で客引き行為を行っていないため、法的な処罰の対象には至らないと結論づけた。
しかし、無許可での路上販売が規定違反であったため、Tさんには行政罰が科されることになった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
