電子たばこによる入院患者、23年は1224人

2024年05月06日(月)07時00分 公開
電子たばこによる入院患者、23年は1224人

<写真:tuoitre.vn>

 

ベトナムでは2023年に、電子たばこおよび加熱たばこの使用により、全国約700の医療施設から1224人が入院したことが報告された。

 

これは保健省の病院管理局長であるルオン・ゴック・クエ氏が、同省主催の情報提供会で発表した。

 

特に、65歳以上の高齢者が580人と最も多く、16歳未満の子供でも27人が入院している。

 

また、11都市で行われた調査によると、13歳から17歳の学生における電子たばこの使用率が、2019年の2.6%から2023年には8.1%へと急増した。

 

電子たばこは多くの香料や化学物質を含み、過剰なニコチン摂取や、麻薬その他の依存性物質の混入が疑われている。

 

バックマイ病院毒物対策センターのグエン・トゥン・グエン医師によると、電子たばこの中毒治療には、重度であれば1000万ドン(約6万円)以上の費用が必要となる。

 

ベトナムでは保健省が電子たばこおよび加熱たばこの製造、流通を禁止する緊急措置を提案している。

 

世界保健機関(WHO)の報告によると、少なくとも39の国と地域が電子たばこ製品を完全に禁止しており、ASEAN地域内でも5か国がこれに該当する。

 

保健省は新世代たばこの絶対的な禁止を提案し、将来的に新たに現れる可能性のある他の新製品についても検討を進めている。

 

これは、公衆衛生に対する深刻な懸念から、早急な行動が求められている状況である。

 

 

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