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年利1500%の暴利、高利貸しの夫婦が逮捕
<写真:dantri.com.vn>
ハイフォン市出身のダオ・スアン・タン容疑者(34)とその妻であるファム・ティ・トゥイ・ハン容疑者が率いるグループが、年利1500%にも上る高金利で貸付を行い、違法に100億ドン(約6億1489万円)以上の利益を得ていたことが明らかになった。
4日午後、ホーチミン市人民裁判所はタン被告に対し、民事取引における高利貸しの罪で31か月の懲役刑を言い渡した。事件に関連し、ハン被告は2年の執行猶予判決を受け、他の共犯者5人は罰金10億ドン(約614万円)から2年の懲役刑までの罰を受けた。
2020年5月頃、タン被告は同市ニャーべ郡フオックキエン街区のマンションを借りて高利貸しを始めた。タン被告は貸付の運営と指揮を担当し、貸付額や形態、金利を決定していた。
ハン被告は貸付額の監視や、タン被告の指示に従って借り手に資金を送る役割を担い、他の共犯者は貸付の確認、送金、借り手への返済催促の電話を担当していた。
借り手は、貸付を受けるために市民カード、運転免許証、住民票を担保として預け、借用証書を書かねばならなかった。大口の貸付については、担保文書や資産の譲渡契約などの書類を作成させた。
期限内に返済できなかった場合、タン被告のグループは新たな貸付を行い、元金と利息を相殺させ、借り手は毎回、貸付額の5〜10%の手数料を支払い、1〜3日以内に元金の一部を前払いすることを求められていた。
捜査当局の調査によると、2020年10月から2021年4月にかけて、タン被告と共犯者は被害者のラン氏に対して18回の貸付を行い、総額は162億ドン(約9961万円)、金利は年率282%〜1500%であった。
この間にタン被告のグループは14億ドン(約860万円)の手数料を先に受け取っていた。大口の借り入れのため、ラン氏は返済期限が来るたびに新たな貸付を受ける必要があった。
実際に受け取った金額は73億ドン(約4488万円)で、56億ドン(約3443万円)を返済したが、2021年5月時点で残りの債務は118億ドン(約7255万円)とされた。
2021年1月から5月にかけて、タン被告のグループは別の被害者のソン氏に対し、123億ドン(約7563万円)を年率421〜454%で貸付け、実際にソン氏が受け取った金額は57億ドン(約3504万円)であったが、67億ドン(約4119万円)を返済した後も数億ドンの債務が残っていた。
ソン氏から違法に得た利益は46億ドン(約2828万円)であった。
これらの顧客以外にも、タン被告のグループは多くの人々に数億ドンから数十億ドンの貸付を行っていた。捜査当局は、これらの行為によって得た違法な利益が総額105億ドン(約6456万円)を超えると判断している。
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