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突然の脱毛に悩む男性、梅毒への感染が発覚

<写真:dantri.com.vn>
脱毛は深刻な健康問題、さらには性感染症の兆候である可能性がある。
ハイズオン省在住のグエンさん(34)は、髪が少量ずつ不定期に抜けはじめ、禿が進行していると感じて病院で診察を受けた。
グエンさんは脱毛だけではなく、体や腕、脚にうろこ状のピンク色の斑点があり、手のひらや足の裏に不明瞭な発疹が見られた。
診察を行ったベトナム皮膚科学会のメンバーであるチャン・ティエン・タイン博士によると、グエンさんは約2ヶ月前に見知らぬ人とコンドームを使用せずに性交渉を行っていた。
グエンさんは性交渉後の2週間で性器に潰瘍が現れたが、数週間後に消失したため、特に気に留めていなかったという。
最近になって、グエンさんは髪が多く抜けるようになり、脱毛の診察を受けることにし、検査の結果で梅毒に感染していることが明らかになった。
タイン博士によると、グエンさんは性感染症にかかっているとは思わず、頭皮の感染症や毛包の問題であると思っていた。
梅毒はトレポネーマ・パリダムという細菌による感染症であり、主に安全でない性交渉を通じて感染する。
性交時に微細な傷が生じた生殖器の皮膚を通じて細菌が侵入し、局所的に感染を引き起こした後、血液に入り全身に広がる。
梅毒の臨床像は病期によって非常に多様であり、梅毒第1期は感染後3〜4週間で病変が現れ、この時期の特徴は潰瘍(硬性下疳)である。
梅毒第2期は硬性下疳出現後の6〜8週間で始まり、体幹に散在するピンク色の斑点、全身リンパ節炎、髪がまばらに抜ける脱毛といった臨床症状が現れる。
梅毒第3期は感染から3年目に始まり、皮膚、筋肉、骨へのゴム腫、心血管系の病変、神経系の病変による麻痺などが見られる。
梅毒患者は、自身だけではなく配偶者やパートナーにも感染を広げるリスクがあり、生活の質や家庭の幸福に影響を与え、不信感や疑念が生じることで結婚生活の破綻を招く可能性がある。
グエンさんの梅毒は第2期であったため、病状に応じた様々な方法があり、早期に診察を受けたことで合併症はなく、治癒が期待できる状態であった。
タイン博士は「人々は一夫一妻制を守り、安全な性行為を行い、コンドームを使用することが重要である」と語っている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。