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ハイネケン、消費低迷等で工場を一時停止

2024年06月26日(水)07時00分 公開
ハイネケン、消費低迷等で工場を一時停止

<写真:dantri.com.vn>

 

ハイネケン・ベトナムは、クアンナム省のビール工場の操業を一時停止することを決定した。

 

この決定は、同社のカーボンニュートラル目標に向けた取り組みの一環であると発表された。

 

同省経済区・工業団地管理委員会のグエン・ホン・クアン委員長は、同社からのビール工場の操業停止に関する文書を受け取ったことを確認した。

 

21日、同省人民委員会も同社の文書を関連機関に送付し、必要な手続きの指導と対応を求める旨の通知を出している。

 

同社の代表者によると、6月から同省のビール工場の操業を一時停止することを決定しており、同社は新型コロナウイルス感染症の流行以降、経済全体、特にビール業界は成長の鈍化に伴う消費者の信頼低下と需要減少に直面しているという。

 

また、消費者の飲酒習慣が変化し、交通安全への意識が高まったことも要因である。

 

その結果、ベトナムのビール市場は数十年ぶりに2023年に二桁の減少を記録し、現在も減少傾向が続いている。

 

これに対応するため、同社は生産と営業活動を最適化し、市場の変化に対応する必要があるという。

 

同社の代表者は「企業は活動を簡素化し、ベトナム市場での投資と発展を続けるため、生産規模の大きな工場に集中する必要がある」と述べている。

 

さらに、今回の決定は、ベトナムとハイネケンがカーボンニュートラルを目指す責任と野心に合致しており、生産拠点を集約しつつ、より大規模な工場で効率化を図ることを目的としている。

 

同社によると、影響を受ける従業員は他のビール工場に配置転換されるが、配置が困難な場合は、ベトナムの法規に基づき失業支援パッケージが提供される。

 

ハイネケンはベトナム市場の将来性を信じ続け、同省や中部地域での商業活動を強化するため、直接労働者153人と間接労働者467人を含む600人以上の営業チームを通じて引き続き投資を行うことを強調している。

 

同省のビール工場は、2007年からディエン・ナム工業団地の敷地7.6haで操業しており、ラルー・ビールなどの製品で知られている。

 

プロジェクトの規模は年間2億2000万リットルで、2022年には1億1000万リットルの生産能力を持っていた。この工場は同社の6つの工場の中で最も規模が小さい。

 

同社は1991年にホーチミン市で最初の工場を設立し、現在では6つの工場と3000人以上の従業員を擁し、ベトナムではハイネケン、タイガー、ラルー、ビア・ベトナム、ストロングボウなどのブランドを生産・販売している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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