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銀行アプリの生体認証必須化、初日にトラブル相次ぐ
<写真:tuoitre-vn>
ベトナムでは7月1日からオンライン送金時の生体認証が必須となったが、多くのユーザーがオンラインでの生体認証情報の更新に困難を感じ、銀行に出向いて手続きを行わざるを得ない状況に直面した。
また、一部の銀行アプリケーションが過負荷状態でアクセス不可となったことも報告された。
国家銀行の規定によると、7月1日以降、1000万ドン(約6万1500円)以上の送金や1日に2000万ドン(約12万3000円)以上の送金を行う際には顔認証が必要となる。
期限前に生体認証情報を提供したユーザーの大半は顔認証による送金に成功しているが、1000万ドン(約6万1500円)以上の送金がシステムエラーで失敗するケースもあるという。
7月1日以前に生体認証情報を提供していない人々はさらに困難に直面している。
あるTechcombankユーザーは送金時に生体認証情報の追加を求められたが、追加操作を行うと途中で「支店にご来店ください」とのメッセージが表示されたという。
調査によると、このユーザーの携帯電話はNFC(近距離無線通信)機能が搭載されていないため、国民IDカード(CCCD)の情報を読み取ることが不可能である。
そのため、NFC非対応の携帯電話を使用している人々は、アプリでの生体認証情報の追加が不可能であり、銀行の取引所に直接出向かなければならない。
生体認証情報の提供に加え、多くのユーザーは7月1日朝に銀行アプリが過負荷状態でアクセス不可となった状況を報告している。
あるVietcombankユーザーは顔認証に3回失敗した後にログイン成功したが、QRコードをスキャンして送金する段階でアプリがフリーズしてしまった。
NCSセキュリティ会社の技術責任者によると、生体認証情報の提供に関する困難は、ユーザーの操作ミスやNFC対応の携帯電話の欠如、NFCモジュールの故障など、様々な要因が考えられる。
また、銀行側もピーク時のシステム過負荷によって認証やアクセス不可となる場合があることを説明している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。