ベトナム経済が力強く回復、第2四半期GDP成長率は6.93％
＜写真：baodantoc.vn＞
統計総局のグエン・ティ・フオン局長は、第2四半期及び2024年上半期の経済・社会統計データ発表記者会見において、2024年第2四半期の国内総生産（GDP）が前年同期比で6.93％の成長を遂げたことを発表した。
この成長率の内訳として、農林水産業は3.34％の成長で、全体の付加価値増加に対して5.36％の寄与を示した。工業・建設業は8.29％の成長で45.73％、サービス業は7.06％の成長で48.91％寄与している。
2024年上半期全体では、GDPは6.42％の成長を記録し、2020年から2024年の期間で2022年上半期の6.58％に次ぐ高い成長率となった。全体の付加価値増加に対して、農林水産業は3.38％の成長で5.96％、工業・建設業は7.51％の成長で44.28％、サービス業は6.64％の成長で49.76％をそれぞれ寄与した。
農林水産業では、農業が安定した成長を維持し、一部の多年生作物の生産量が前年同期比で増加し、水産養殖も好調であった。2024年上半期の農業の付加価値は前年同期比3.15％増加し、全体の付加価値増加に対して0.27ポイントの寄与を示した。
林業は5.34％増加したが、比率が低いため0.03ポイントの寄与にとどまった。水産業は3.76％増加し、0.09ポイントの寄与を示した。
工業・建設業では、工業が成長を維持し、一部の主要工業製品が新規注文に応える形で増加した。2024年上半期の工業全体の付加価値は前年同期比7.54％増加し、全体の付加価値増加に対して2.44ポイントの寄与を示した。
製造加工業は8.67％増加し、2.14ポイントの寄与を示した。電力生産・供給業は13.26％増加し、0.5ポイントの寄与を示した。水供給・廃棄物管理・処理業は7.13％増加し、0.04ポイントの寄与を示したが、鉱業は7.22％減少し、0.24ポイントのマイナス寄与となった。
建設業は7.34％増加し、これは2020年から2024年の期間で最高の増加率であり、0.48ポイントの寄与を示した。
サービス業では、世界的な消費需要の回復に伴い、輸出が高い伸びを示し、経済成長に積極的に寄与した。2024年上半期のサービス業の付加価値は前年同期比6.64％増加し、2020年および2021年の同期間の1.18％および5.06％を上回った。
主要な分野の全体の付加価値増加への寄与は、卸売・小売業が前年同期比7.34％増加し、0.79ポイントの寄与を示した。運輸・倉庫業は11.02％増加し、0.73ポイントの寄与を示した。
金融・保険業は5.18％増加し、0.30ポイントの寄与を示した。宿泊・飲食サービス業は9.94％増加し、0.27ポイントの寄与を示した。
2024年上半期の経済構造は、農林水産業が11.55％、工業・建設業が36.44％、サービス業が43.35％、製品税が8.66％を占めた。2023年同期の構造はそれぞれ11.64％、36.46％、43.10％、8.80％であった。
2024年上半期のGDPの使用に関しては、最終消費支出は前年同期比5.78％増加し、全体の成長率に対して64.26％寄与した。
資本形成は6.72％増加し、35.15％寄与した。財とサービスの輸出は16.89％増加し、輸入は16.95％増加した。輸出入の差は0.59％の寄与となった。
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