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ハノイのオフィス市場、賃貸価格高騰と供給過多の状況

2024年07月17日(水)07時00分 公開
ハノイのオフィス市場、賃貸価格高騰と供給過多の状況

<写真:laodong.vn>

 

ハノイ市のオフィス市場における空室率は現在18.4%と依然として高水準にあり、2024年第1四半期に比べて0.5%増加している。

 

15日にナイトフランクベトナム社は2024年第2四半期の同市オフィス市場に関するプレスリリースを発表した。

 

同社の最新調査によると、第2四半期における同市のオフィス賃貸市場ではグランドテラビルの開業により、Aクラスオフィスの賃料は月額30ドル(約4743円)/m²を維持している。

 

同様に、Bクラスオフィスも賃料は月額15ドル(約2371円)/m²であり、新たな供給は見られなかった。しかし、今後新規プロジェクトの市場参入により空室率の増加が予想されるという。

 

同社のレオ・グエン氏によると、同市のオフィス賃貸市場はやや停滞しており、物件の視察需要は2023年同期の半分以下に留まっている。

 

新規に稼働を開始したいくつかのプロジェクトでは、稼働率が30%以下であり、市場の状況に対する懸念が高まった状態にある。

 

2024年後半には、ヘリテージウェストレイクとタイセイハノイオフィスタワーのプロジェクトが完了し、新たな供給が見込まれている。

 

グエン氏によると、テナントを引き付けるためには、投資家は実現可能性の高い賃貸計画を立案し、多くのプロモーションや競争力のある賃貸価格を提示する必要がある。

 

一方、テナント側も今後12ヶ月以内に賃料をさらに引き下げるための交渉を急いでいる。

 

ナイトフランクベトナムによると、同市における空室率の増加は、新規開業したプロジェクトの純吸収率が非常に低く、特に第2四半期に開業したグランドテラビルにおいても多くの空きスペースが残っていることを示している。

 

同市内全体では、Aクラスオフィスの空室率が最も高く23.3%に達し、前四半期に比べて1.8%増加した。Bクラスオフィスの空室率も高く、16.6%である。

 

同社の予測では、2024年末までにAクラスオフィスの空室率は30%に達する可能性があり、新たな供給が見込まれる。

 

2024年末には、カウザイ区のタイセイハノイオフィスタワーとタイホー区のヘリテージウェストレイクという2つの新しいAクラスオフィスプロジェクトが同市に登場し、約4万6000m²のオフィススペースが追加される。

 

2025年から2026年にかけて、同市はさらに9万m²以上のオフィススペースを、ドンダー区のティエンボープラザ、カウザイ区のハノイヒルトンウェスト、タイホー西都市区のシラホテルの各プロジェクトから迎えることになる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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