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ラムドンで乳牛の死亡が300頭以上、下痢発症は約6000頭
<写真:danviet.vn>
ラムドン省で多くの乳牛が皮膚病ワクチンの接種後に下痢に見舞われた問題に対し、同省の関係機関は被害を最小限に抑えるため、人的・物的資源を総動員して治療を進めている。
8月17日の報道によれば、16日にはドゥクチョン郡で治療を受けた22頭の乳牛が回復したことが確認された。
現在までの累計では、615頭の乳牛が回復しており、地域別ではドンズオン郡で156頭、ドゥクチョン郡で420頭、ラムハ郡で29頭となっている。
各地で回復が進む中、専門家らは再発した乳牛への治療法を適宜調整し、対応中である。現在、ラムドン省では5812頭の乳牛が下痢に罹患し、そのうち303頭が死亡した。
ドゥクチョン郡ヒエップタン街区ボンライ村に住むカオ氏によると、同氏の飼育する乳牛は2頭死亡し、7頭が流産してしまった。
また、抗生物質治療のために多くの牛乳を廃棄せざるを得なかった。現在、牛の死は止まったが、流産が続いており、回復した牛でも再発が見られるという。
カオ氏は引き続き輸液を行い、地元政府から薬を受け取って治療を続けている。
また、カオ氏は今回の問題の原因に関する情報を得た上で、関連機関に対し、ワクチンの製造元であるNAVETCO社に早急な対応を求めるように要請したことも明らかにした。
ラムドン省農業農村開発局の情報によれば、同省で乳牛の病気対策に従事する人数は600人に上り、そのうち138人が治療を担当し、465人が防疫や病牛の処分にあたっている。
このメンバーには、獣医局や省庁、郡市の職員、さらには企業や畜産業者、獣医薬品や飼料を取り扱う業者が含まれているという。
現在、治療に必要な物資の確保も進んでおり、様々な薬品や防護具が配布されている。
今後も中央およびラムドン省の関係機関は、発病や死亡を抑えるため、治療活動を継続するが、農家が獣医と積極的に協力し、最善の治療を実施することが急務である。
獣医師のホアン・スアン・ギン氏によると、今後1~2週間の間に死亡率が徐々に減少する見込みであるが、病気の最終段階では乳牛の体力回復が重要であり、引き続き適切な治療と栄養補給が求められる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。