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ホーチミンのサービスアパート賃料、10%以上の上昇
<写真:vnbusiness.vn>
ホーチミン市ではサービスアパートの賃料が短期賃貸を中心に10~15%の上昇を続けており、特に中心部や人気エリアでの値上げが顕著となっている。
ホーチミン市3区グエンティミンカイ通りの24㎡のある物件では、9月になって月額賃料が1400万ドン(約8万1311円)から1500万ドン(約8万7118円)に引き上げられた。
特に短期契約の賃料が大幅に上昇しており、賃料の上昇幅は10%以上に達している。一方で、長期契約の賃料は約5~7%の上昇にとどまっているという。
市場調査によると、2023年末から2024年にかけて、ホーチミン市の主要エリアにおけるサービスアパートの賃料は全般的に上昇した。
不動産市場の専門家によると、こうした賃料の上昇は運営コストの増加や、海外からの専門家や旅行者、国内の需要増加が主な要因である。
また、最近になって複数の高級マンションが短期賃貸を制限したため、短期滞在者がサービスアパートを選択する傾向が強まっている。
Savillsベトナムの報告によれば、2024年第2四半期のホーチミン市のサービスアパートの賃料は引き続き上昇しており、全体の賃料は前四半期比1%増の月額平均51万3000ドン(約2980円)/㎡に達した。
特にA・Bクラスの高級物件の賃料は3%増加した。加えて、サービスアパートの稼働率は全体で79%、Aクラスの物件は80%以上の稼働率を維持している。
ホーチミン市におけるサービスアパート市場は多様な供給を持っているが、伝統的な賃貸物件との競争や国際投資の減速による挑戦を受けているという。
今後数年間で約4万戸のマンションが賃貸市場に投入される見込みであり、これがサービスアパート市場に対する競争圧力を一層強める可能性がある。
ホーチミン市のサービスアパート市場は安定した需要に支えられているが、国際資本の停滞や賃貸物件の増加により、2025年以降も競争環境は厳しさを増す見通しとなっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。