おすすめのプロモーション
台風ヤギから2週間、今も残るハロン湾の沈没船
<写真:tuoitre.vn>
台風ヤギの影響でハロン湾に停泊していた多くの観光船が沈没して2週間以上が経過したが、依然として引き揚げ作業が行われていない。
船主たちは数億ドン規模の資産が失われる危機に直面している。
トゥアンチャウ国際港は観光客の船出発地点であるが、未だに沈没船がそのまま放置されている状況である。
被害に遭った船の中には、1隻あたり約30億ドン(約1745万6550円)の価値があるものも多く、船体の一部が水面上にわずかに見えるだけで、所有者は引き揚げ費用や修理費用に頭を抱えている。
所有する観光船3隻が沈没してしまったM氏によると、船はそれぞれ30億ドン(約1745万6550円)の価値があり、さらに船内の設備や物品を含めると合計で約100億ドン(約5818万8500円)に上る被害となった。
M氏は引き揚げを依頼したが、船の沈没状況を見た業者の多くが作業を断ったという。
引き揚げ作業の費用も大きな問題である。M氏によると、以前は1日あたり4000万ドン(約23万2754円)であった引き揚げ費用が、現在では6000万ドン(約34万9131円)に跳ね上がっている。
しかし、引き上げ作業を業者が引き受けることは少ない。また、修理費用も数億ドンに達する見込みで、多くの船主が経済的に困窮している。
現地当局によると、トゥアンチャウ国際港では23隻の観光船が沈没しており、未だに引き揚げ作業が進んでいない。
修理費用は船の損傷度合いによって異なるが、観光用の小型船でも5億ドン〜10億ドン(約290万9425〜581万8850円)、宿泊船の場合は50億ドン〜100億ドン(約2909万4250〜5818万8500円)に達する見込みである。
ハロン観光船協会の代表であるチャン・ヴァン・ホン氏によると、被害を受けた船主たちが地方政府に報告を行い、政府は最大限の支援策を講じる方針を示している。
観光シーズンの到来が迫る中、船主たちは迅速な対応を期待しており、金融支援や引き揚げ作業の早期実施が急務であると訴えている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。