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ベトナムの半導体産業、30年までに年間250億ドルを目標

2024年09月25日(水)07時00分 公開
ベトナムの半導体産業、30年までに年間250億ドルを目標

<写真:tuoitre.vn>

 

ベトナム政府は2030年までに半導体産業の年間売上高を約250億ドル(約3兆5900億円)、2040年までに500億ドル(約7兆1800億円)、2050年には1000億ドル(約14兆3600億円)に達するという目標を掲げている。

 

この目標は最近発表された「2030年までのベトナム半導体産業発展戦略」に基づいたものである。

 

戦略の最終的なビジョンは2050年を見据えており、ベトナムを世界的な半導体産業の主要拠点にすることを目指している。

 

戦略は3つの段階に分けられ、2024年から2050年にかけて段階的に実施される。

 

2024年〜2030年の第1段階で、ベトナムは地政学的な利点や豊富な人材を活用し、選別された海外直接投資(FDI)を誘致することで、半導体産業の基盤を構築する。

 

半導体産業の全工程における基本的な能力を整えるとともに、少なくとも100社の設計企業、1つの小規模な半導体製造工場、10のパッケージングおよびテスト工場を設立することが目標である。

 

半導体分野における技術者や学士号を持つ人材も5万人を超え、産業の発展に対応可能な体制が整えられる。

 

2030年〜2040年の第2段階では、ベトナムが半導体および電子産業における世界的な拠点の1つとなり、自己強化と外国投資の融合を目指す。

 

この段階では、200社以上の設計企業、2つの半導体製造工場、15のパッケージングおよびテスト工場を設立する。

 

技術的な自立も進め、特定の専門分野において半導体の設計と製造技術を確立することが目標である。人材も10万人以上に拡大し、産業の成長を支える基盤が整備される。

 

2040年〜2050年の第3段階では、ベトナムは世界の主要な半導体産業国の1つとなり、研究開発(R&D)をリードする存在を目指す。

 

300社以上の設計企業、3つの製造工場、20のパッケージングおよびテスト工場を設立し、ベトナムは半導体の研究・開発において主導的な立場を確立することが目標である。

 

この戦略を実現するために、ベトナム政府は一連の具体的な政策を導入する予定で、半導体産業発展を指導する国家委員会が設立され、委員長には首相が就任する。

 

ベトナムは今後、半導体産業の成長を通じて、国際的な競争力をさらに高め、世界経済における地位を強固にしていく考えである。

 

 

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