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ダナンへの観光客が急増、観光名所周辺の交通再編が急務
<写真:tuoitre-vn>
ベトナム中部の観光都市ダナンでは国際観光客の急増を受け、観光名所であるハン市場周辺の交通再編が進められている。
ダナン市にはパンデミック前を上回る観光客が訪れており、同市中心部の観光地は常に多くの観光客で賑わっている。
ハン市場が位置するハイチャウ区では、日中を問わず観光客が買い物を楽しむ姿が見られており、周辺の交通量が増加した状態にある。
これに対応するため、ダナン市は年初から交通整理を何度も実施し、安全確保に努めてきた。
2024年初め、ハイチャウ区は市場周辺の一方通行化を実施し、空き地を仮設の駐車場として利用する措置を取った。
これによって地元の商人や買い物客用の駐車スペースを確保し、観光客が歩道を快適に利用することが可能となっている。
しかし、中心部に位置するため交通量は依然として多く、歩道を商業目的で占有することが歩行者、特に外国人観光客にとって大きな負担となっている。
地元の観光ガイドであるグエン・ドゥック・ティエン氏によると、多くの外国人観光客は道路横断に慣れておらず、歩道が占有されている状況ではさらに圧力を感じてしまう。
そのため、観光客の安全確保に向けて、ガイドチームが交差点での誘導を強化している。
現在、ダナン市交通運輸局は、バクダン通りやグエンタイホック通りの横断歩道に信号機を設置する計画を進めており、ハン市場周辺には監視カメラの設置や交通整理の改善も行われている。
さらに、ダナン市人民委員会は、観光バスがハン市場周辺での停車時間を5分以内に制限するように、観光業界団体や旅行会社に対し協力を要請した。
また、観光客の集中による交通渋滞を避けるため、ハン市場を訪れる観光ツアーの時間を分散させるなどの対策も検討されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。