おすすめのプロモーション
ダナンのウジ入り蒸し春巻き、店主が一転して否認
<写真:tuoitre.vn>
ダナン市で蒸し春巻き(バインクオン)を提供する飲食店が豚肉ハム(チャー)にウジ虫が湧いているとの指摘を受けた件について、店主は一度補償の意向を示した後にチャーは自店のものではないと主張した。
22日にダナン市ハイチャウ区人民委員会は、問題について同市食品安全管理局に報告を行った。
報告によると、ハイチャウ区ホアクアンバク街区の当局が18日に調査を行った際、問題の飲食店「T.N.」の店主であるN氏は、SNS上で顧客から指摘されたウジ虫が混入しているとされるチャーは、自店で提供しているものとは異なると強く主張した。
また、店は営業許可証や食品安全に関する証明書を持つ別の事業者からのみチャーを仕入れていると証拠を提示したという。
一方、調査の際に店主は2024年の健康診断証明書や食品衛生の誓約書を未取得であり、食材の保管状況も不十分であったことが指摘されている。
また、食品の仕入れに関する領収書などの書類にも不備があったため、調査チームは問題点を改善するように指導し、再調査を実施する予定である。
ハイチャウ区人民委員会のチュオン・タイン・ズン副委員長は、引き続き関係機関と協力して調査を進め、報道機関や関係機関に対し、事実に基づいた情報提供を行うと述べている。
また、誤った情報が拡散されることで、地域の観光業や行政管理に悪影響を及ぼすことを防ぐ意向も示した。
22日午後に地元メディアが取材を行った際には、店主は「問題となっているチャーは当店のものではない。当店のチャーは筋がなく白色で、指摘されたような黒ずみや筋は見られない。2〜3日経ってもこのような色になることはない」と説明した。
店主によると、SNS上で大きく取り上げられることを避けるために一度は非を認めたが、顧客が補償に関して対面での話し合いに応じなかったため、今回の主張に至ったという。
一方、指摘を行ったN氏は「注文した食品に問題があり、アプリを通じてクレームを入れたが、2日経っても返答がなかったため、SNSに投稿した」と繰り返し述べている。
この事件はSNS上で大きな話題となり、ダナン市内での飲食業界に一石を投じる形となった。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。