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ホーチミンの幼稚園、高額な食品調達と杜撰な栄養管理

2024年11月01日(本日)07時00分 公開
ホーチミンの幼稚園、高額な食品調達と杜撰な栄養管理

<写真:tuoitre.vn>

 

ホーチミン市タンビン区の幼稚園「Trường mầm non 14」で保護者が行った調査により、同園が購入する食品の価格がスーパーでの販売価格の3~4倍に達していることが明らかになった。

 

高額な食材費や児童に提供される栄養の過剰摂取について、関係者からは食品調達における法的要件や現実的な制約が指摘されている。

 

同園には358人の園児が在籍し、昼食と午後の軽食が提供されている。

 

10月24日の調査では、昼食と軽食のために27種類の調味料や食材が使用されたが、特に砂糖や塩の使用量が際立っていた。

 

また、同園が購入した食材の価格は、スーパーの一般価格より大幅に高く、保護者の不満が高まっている。

 

同園によると、食品は「Trí Đức」と「Phú Hưng」という2社から調達している。

 

これらの企業は安全基準を満たし、契約に基づいた長期的な支払いを許容するため選定されたという。

 

同園のフイン・ティ・フオング・タオ園長は「安全基準と衛生管理を考慮し、正規の企業から購入する必要がある」と説明している。

 

同園はコストを抑えるために地元の市場で購入することも検討したが、食品の安全性や出所を確認する人員が不足しており、また、スーパーでは領収書の発行や月ごとの契約が難しいため断念した。

 

調査によると、10月24日に使用された白砂糖は8kg、塩1kg、魚醤3L、植物油1.5Lに達し、乳児用粉ミルクも朝7kg、昼2kgと大量である。

 

2022年にベトナム教育訓練省が定めたガイドラインでは、5歳未満の子どもが1日に摂取する砂糖は15g以下、塩は3g以下とされているが、同園の園児は1日あたり平均で砂糖22.3g、塩2.8g、魚醤8.6mlを摂取している計算となる。

 

これにより、同園の栄養管理には大幅な改善が求められている。

 

この問題に対し、同園の管理部門は「調味料の使用量や栄養バランスの見直しを図る」としており、保護者も引き続き監視を行う方針である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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