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カントーのカラオケにおける人身売買、被害者には16歳未満も多数
<写真:tuoitre.vn>
未成年の少女たちを「軽作業・高収入」の仕事と偽って誘い、カラオケ店の接客要員として売買する事件が明るみに出た。
被害者の中には16歳未満の少女も含まれ、1人当たり600万ドン(約3万6600円)で取引されたケースも報告されている。
11月22日、カントー市人民裁判所はこの事件に関与した被告4人に対し、懲役刑を言い渡した。
判決によれば、主犯であるファム・ホアン・エム(36)と共犯者のチャン・ヴァン・ファット(38)には、それぞれ懲役15年が言い渡された。
罪状は16歳未満の人身売買と違法監禁である。
また、ドアン・ヴァン・クオイ(34)には懲役12年、補助役を務めたレー・ニャット・ハイ(24)には懲役2年の刑が科された。
この犯罪は2021年末に始まり、主犯のエムはクオイに接触し、約10人の女性を管理していると紹介した。
クオイはカントー市のカラオケ店経営者であり、客から飲食代とカラオケ料金を徴収し、エムは接客担当者の「チップ収入」を管理することで利益を得ていた。
エムはカラオケ店の近くに女性用の宿泊施設を設置し、逃亡を防ぐためハイを雇って移動を制限した。
エムはFacebookを通じて求人広告を出し、応募者に借金の有無を尋ね、借金がある場合は肩代わりするとして債務契約を結ばせた。
こうして未成年者を含む複数の少女が、600万ドン〜3000万ドン(約3万6600〜18万3000円)で売買された。
2022年12月にエムがホーチミン市の別の事件で16歳未満の人身売買の容疑で逮捕され、共犯者のファットとクオイは1億1000万ドン(約67万1000円)を支払い、9人の女性を別の場所に移送した。
この中には未成年の被害者も含まれていた。
ハイは電気棒を用いて被害者を脅迫し、電話を没収して家族との連絡を絶たせ、接客を強要した。また、チップを全て取り上げて借金返済に充てた。
2023年3月7日に被害者のうち2人が隙を突いて逃亡し、警察に通報したことで事件が発覚した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。