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増加するホーチミンの麻疹とデング熱、市当局が予防対策を強化
<写真:lifestyle.znews.vn>
ホーチミン市疾病管理センター(HCDC)は26日、18日〜24日の感染症状況について、デング熱と麻疹の感染者数が増加していることを発表した。
同期間中にホーチミン市内でデング熱の感染者は698件で、過去4週間の平均と比較して1.8%増加した。
2024年累計の感染者数は1万2760件に達している。特に感染率が高いのは1区とトゥードゥック市、7区である。
一方、麻疹の感染者は238件で、過去4週間の平均より41.9%増加した。
累計では2104件が報告されており、感染者が集中している地域としてビンタン区とビンチャイン郡、トゥードゥック市が挙げられる。
一方、手足口病の感染者は266件で過去4週間平均から34.6%減少したが、累計の感染者数は1万5696件に上る。
特に感染率が高い地域はカンゾー郡とニャーベ郡、ビンチャイン郡である。
HCDCは市民に対して麻疹とデング熱の予防策を継続するように促しており、特にワクチン接種の重要性を強調している。
デング熱の増加に対応するため、ホーチミン市保健局は区・郡の人民委員会に対し、蚊の繁殖地となる場所の除去や予防啓発活動を強化するように指示した。
さらに、防疫対策の不履行に対する行政罰の適用を徹底する方針である。
教育分野においても、学校での感染症対策が求められており、特に蚊の幼虫が発生する水たまりの排除が重要視されている。
また、学校内での病気の監視体制の強化や、保護者への予防知識の普及も重要な課題とされている。
デング熱の発生はホーチミン市内全域に散発的に見られ、水が数日間たまるだけで蚊の繁殖地となるリスクがある。
このため、すべての機関が環境への影響を評価し、根本的な対策を講じる必要があるという。
ホーチミン市保健局は、家庭でも蚊の幼虫が発生する可能性のある物品を積極的に取り除くように求めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。