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ハノイで相次ぐ少女への強姦事件、求められる若年層への対策強化
<写真:baoquangninh.vn>
ハノイ市で少女を巻き込む性的暴行事件が相次いで発覚し、当局が厳格な対応に乗り出している。
事件はSNSを通じて知り合った13歳の女性や、スポーツ施設での14歳少女を標的にしたものであり、社会へ大きな衝撃を与えた。
ハノイ市タイホー区警察は12月8日、グエン・アイン・トゥアン容疑者(30)を強姦容疑で起訴した。
トゥアンは2023年9月、SNSアプリを通じて13歳の少女Hと知り合い、性的な会話や画像・動画のやり取りを開始した。
その後、同年11月にラックロンクアン通りの宿泊施設でHと性行為を行い、その様子を動画に収めた。
2024年6月、Hが要求を拒否すると、トゥアンは録画した動画をSNS上に公開すると脅迫した。
さらに、偽名のFacebookアカウントを使って動画を送付し、Hを精神的に追い詰めた。被害者は12月1日に母親とともに警察に相談し、トゥアンが逮捕された。
さらに深刻な事件として、ハノイ市内のスポーツトレーニングセンターでバトミントン選手である14歳の少女Lが、2人の男性から性的暴行を受けていた事実が判明した。
男性1人であるグエン・ヴァン・コン容疑者(16)ともう1人の共犯者であるN.T.T(14)は、11回にわたってLに暴行を加えたとされている。
捜査によると、コンとTは2022年から2024年にかけて、トレーニング施設や遠征先のダナン市やホーチミン市でLを暴行していた。
最初の犯行は2022年5月中旬の夜中で、コンは強姦目的でLの部屋に侵入し、力ずくでLを強姦したという。
Lは何度も強く拒否したが、コンの犯行は止まらず、Lのルームメイトが目を覚ますまで強姦は続けられた。
コンの犯行を知ったTは、自身もLと性行為をしたいという欲望を持ち、2022年6月10日夜遅くにコンを誘い、部屋に侵入してLを拘束して強姦した。
コンとTは誰にも言わないようにLを脅迫し、2024年にかけて何度も力ずくで強姦していたことが判明している。
事件当時のTは14歳未満であったため、刑事責任を問えないが、司法機関はTの矯正教育施設への送致を要請している。
警察や司法機関は性的犯罪への迅速な対応を進める一方で、再発防止に向けた法整備や教育の必要性を強調した。
専門家は若者への性的リテラシー教育の強化、SNSの安全な利用方法の啓発、そして被害者が早期に相談可能な支援体制の構築が急務であると指摘している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。