おすすめのプロモーション
Loading...
Loading...
Loading...

リスクを覚悟で楽しむ外国人、ベトナム屋台料理の魅力

2024年12月13日(金)07時00分 公開
リスクを覚悟で楽しむ外国人、ベトナム屋台料理の魅力

<写真:phunuvietnam.vn>

 

ホーチミン市を訪れた観光客が口をそろえるのは、ベトナムの屋台料理の豊かさとその魅力である。

 

ある外国人観光客は「体調を崩しても旅行中の不運として受け入れる」として、5日間の滞在で街角のバインミーやフォー、焼き物料理といった屋台料理を満喫した。

 

そして「ベトナムの屋台料理は見た目も鮮やかで使われる野菜も新鮮」と評価し、訪れた店の多くで調理時にマスクや手袋を使用している点にも安心したという。

 

他の外国人観光客も「ベトナムでの旅行体験は手頃な価格で、豊富な屋台料理に支えられている」と語った。

 

バインミーやフォー、バインセオなど多彩な料理を堪能し、食費はわずか数万ドンで抑えられる手軽さが魅力であると振り返っている。

 

一方で食品安全への懸念は根強い。9月にはホイアンの有名店で提供されたパテ入りバインミーが原因とみられる食中毒事件で、150人が被害を受けた。

 

11月にはブンタウ市で342人がバインミーを食べて中毒を起こし、店舗は5カ月間の営業停止と1億2500万ドン(約74万7250円)の罰金を科された。

 

食品専門家のティエン氏は、高温多湿の気候下で屋台食品が常温に長時間さらされるリスクを指摘し、保管が不十分な場合は細菌が繁殖しやすくなると警鐘を鳴らした。

 

また、小規模で移動可能な屋台では電気や水道設備が不足しがちで、衛生管理が十分でないことが多いという。

 

ホーチミン市観光局は屋台料理を市の観光の柱の1つに据えており、観光客が安心して楽しめる環境を整備するため、食品衛生の指導や監視を強化している。

 

さらに、地元料理に精通したガイドを育成し、観光客に安全かつ価値ある食体験を提供することも目指している。

 

世界料理観光協会(WFTA)によれば、旅行者の25%が食事に予算を割き、地元料理の探索が文化理解の重要な手段と考えられているという。

 

ベトナムの屋台文化はミシュランガイドにも選ばれる店が増え、その評価が高まっている。

 

屋台料理は高級レストランでは味わえない地元の生活感を観光客に提供し、訪問者の満足度を高めるものである。

 

今後、食品安全と文化的魅力を両立させることで、ベトナムの観光業はさらに発展する可能性を秘めている。

 

 

[© poste-vn.com 2012-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


行きたいお店を見つける
Loading...
Loading...
Loading...
ホーム ニュース 生活情報 お店探し 掲示板