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ベトナム航空の定時運航率、82%で国内平均を上回る
<写真:vietnam.vn>
ベトナム航空は1月から11月までの間に定時運航率81.8%を記録し、国内航空業界の平均である73.7%を大きく上回る成果となった。
ベトナム航空局の統計によれば、同期間中に同社は9万8985便を運航し、そのうち8万944便が定時に出発したとされる。
さらに、関連会社であるVASCOは86%というさらに高い定時運航率を達成している。
ベトナム航空は2024年を通じて、旧正月や夏季休暇の旅行需要の急増、異常気象、航空インフラの制約、エンジンのリコール問題による機材不足といった困難に直面した。
しかし、ベトナム航空は運航プロセスの最適化を進めることでこれらの課題を克服し、定時運航率の維持に成功した。
新型機材の導入も定時運航率向上の重要な要因である。
ベトナム航空はエアバスA320neoやボーイング787などの最新鋭機を積極的に導入する一方で、日常的な機材整備の強化にも取り組み、運航停止を最小限に抑えることで運用効率を高めている。
ベトナム航空はまた、航空インフラや天候への対応力を強化している。
運航スケジュールを調整し、午後から夜間にかけての便を増やすなどして、1日の運航時間を最大化する施策を導入した。
また、悪天候の影響を受ける空港では、遅延や目的地変更を最小限に抑えるため、柔軟なスケジュール管理を実施している。
さらに、スケジュール変更に伴う情報は、乗客に対してメールやSMS、電話、公式ウェブサイト、SNSを通じて迅速に提供している。
こうした取り組みの成果として、ベトナム航空は航空業界データ分析会社Ciriumから、アジア太平洋地域で定時運航率の高い航空会社の1つに選出された。
受賞企業には日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)、ピーチ・アビエーション、エアアジア(マレーシア)などが名を連ねている。
ベトナム航空は2023年にも同地域でトップ10にランクインしており、今回の成果は顧客満足度向上への取り組みと品質改善への継続的な努力の証といえる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。