おすすめのプロモーション
知らないと危険、ベトナムで花火使用の注意事項
<写真:suckhoedoisong.vn>
2025年の旧正月(テト)が近づく中、ベトナム国内では花火を購入・使用したいと考える市民が増加している。
しかし、花火の使用には明確な規定が定められており、これに違反する行為は法律違反と見なされる可能性がある。
ベトナム政府の政令第137/2020/NĐ-CPに基づき、個人が使用可能なのは、国防省所属のZ121工場が製造した非爆発性の花火に限られる。
この花火は音響や光、色彩効果を生むが、爆発音を伴わない仕様となっている。使用可能な花火の種類として、噴射花火(噴水型)、回転花火、手持ち花火が挙げられる。
使用可能な場面は旧正月をはじめ、誕生日、結婚式、記念日、文化イベント、開業式など多岐にわたるが、使用者には完全な意思能力が必要であり、さらに合法的な販売店から購入した製品を用いることが求められる。
Z121工場は全国63省市に約500の正規販売店を展開しており、主要都市ではハノイ市に71店舗、ホーチミン市に41店舗が配置されている。
これらの販売店では購入時に領収書が発行され、これは正規品の証明として重要な役割を果たす。
一方で、SNSや非公式なルートで花火を購入した場合は、偽物や違法な爆発性花火である可能性が高く、過去には詐欺被害の事例も報告されている。
そのため、市民には正規販売店での購入が推奨される。
なお、爆発性花火や打ち上げ花火(低高度・高高度を問わず)の購入や使用は一般市民には禁止されており、違反した場合には厳しい法的措置が取られる。
Z121工場は市民一人ひとりが適切に購入・使用し、社会秩序を維持することの重要性を訴えている。
旧正月を祝う際には、これらの規定を遵守し、正規品を購入した上で安全に花火を楽しむことが求められる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。