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ダクラクで違法もやし生産、20トン以上の有害物質使用が発覚
<写真:bocongan.gov.vn>
ダクラク省警察経済犯罪部門は、食品衛生安全規定に違反してもやしを生産していた施設を摘発し、大規模な違法行為が判明した。
この事件を受け、同部門は24日に食品安全規定違反の容疑で経営者4人を逮捕・起訴した。
摘発対象となったのはバンメトート市内にある6つのもやし生産施設である。
これらの施設では、食品生産での使用が禁止されている成長促進剤「6-ベンジルアミノプリン」が使用されていた。
この物質は、もやしの根を短くし、茎を太く成長させることで見栄えを良くし、重量を増加させる目的で用いられていた。
調査の結果、1000Lの井戸水に約400mlの6-ベンジルアミノプリンを混ぜ、約2トンのもやしを生産していたことが明らかになった。
この6-ベンジルアミノプリンは植物ホルモンの一種であり、人間の健康に深刻な影響を及ぼす可能性がある。
体内に摂取されると胎児の発育障害や先天性異常、さらには生命に関わる健康問題を引き起こす危険性がある。また、長期的な皮膚接触や吸入による影響も懸念されている。
摘発により、20.3トン以上のもやしが押収された。このうち7.9トンは完成品であり、12.4トンは生産過程において違法物質が使用されていた。
また、135Lの6-ベンジルアミノプリンを含む液体も押収された。
この量は約675トンのもやし生産に使用可能であり、市場価格にして約187億ドン(約1億1493万円)に相当する。
これらのもやしは「無添加」「無化学薬品」と虚偽のラベルを貼られ、卸売市場や小売業者に出荷されていた。
容疑者4人は食品安全規定違反の罪で起訴され、警察は引き続き捜査を拡大し、この違法行為の全容解明を目指している。
今回の摘発は、2025年旧正月(テト)を前に食品関連犯罪の取り締まりを強化するダクラク省警察の取り組みの一環である。
当局は今後も食品安全基準の徹底を図り、消費者の健康を守るために違法行為の厳正な取り締まりを継続していく方針を示している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。