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テトのグエンフエ花祭り、25年は2匹の巨大なヘビが登場
<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市で毎年開催される伝統的なグエンフエ花祭り(グエンフエ・フラワーストリート)が、2025年の干支である巳(ヘビ)をテーマに新たな装いで幕を開ける。
2025年のテーマは「美しい国土、平和の春を楽しむ」であり、1月27日午後7時から2月2日午後9時まで一般に公開される予定である。
2025年の花祭りでは、グエンフエ通りが「結束」「変革」「発展」の3つのセクションに分けられ、それぞれが国民の絆、未来への希望、そして発展のビジョンを表現する。
中央にはホーチミン主席の記念像が据えられ、厳かな雰囲気の中に温かみを加えた装飾が施される。
また、祭りのエントランスエリアは「統一の舞踏」と名付けられた壮大なデザインが特徴であり、国の繁栄と希望を象徴する構成となっている。
2025年の注目の的は、干支の巳をモチーフにした彫像「ナンティー(Nàng Tỵ)」である。
入り口には「金ティー」と「銀ティー」と名付けられた巳のペアが配置され、それぞれ全長42mと25mに達するスケールを誇る。
環境に優しい素材で制作され、背中には反射効果を持つミカ素材の鱗が用いられている。さらに、LEDライトの演出により、夜間には輝きを放ち、幻想的な雰囲気を醸し出す。
ナンティーは南部ベトナムの伝統文化を象徴するデザインとしても注目される。高く持ち上げた頭部が優雅な印象を与え、その全長は50m、全高は10m以上に達する。
その体は約3000枚の手作りの鱗で覆われ、鮮やかな緑色が生命力と成長を象徴している。
また、制作には持続可能性と革新性が追求されており、ナンティーの頭部には発泡材と鋼材が組み合わされ、軽量化と構造の安定性が両立されている。
さらに、その螺旋状の体は地面にしっかりと設置され、観光客が間近で細部を楽しむことが可能な設計となっているという。
グエンフエ通り花祭りは2004年の初開催以来、ホーチミン市の旧正月を象徴する文化的なイベントとして定着している。
この祭りでは毎年、多彩な展示やフォトスポットが用意され、多くの観光客と市民を魅了している。
祭りの運営はサイゴン観光総公社を中心とした複数の企業や団体の協力によって実現されており、ホーチミン市人民委員会の指導の下、新しい創意工夫が凝らされる。
2025年の開催もまた、多くの注目を集めることが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。