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ホーチミンの交通取締り、1日60億ドン以上の罰金
<写真:vietnamplus.vn>
ホーチミン市では新たに施行された政府令168号に基づく交通違反罰則により、1月1日から7日の間に約425億ドン(約2億6478万円)の罰金が徴収された。
この金額は直前の期間に比べて110億ドン(約6853万円)増加している。
ホーチミン市交通警察によると、同期間中に1万1830件の交通違反が摘発され、4300台以上の車両が一時的に押収された。
その中には11台の自動車、4220台のバイク、その他の車両102台が含まれる。また、約2100件の運転免許証が没収されている。
違反内容には飲酒運転、スピード違反、車線の無視、歩道の走行、不適切な駐停車、信号無視、ヘルメット未着用などが含まれる。
これにより、1日あたり平均60億ドン(約3738万円)以上の罰金が徴収されている。
政府令168号では、特定の違反行為に対する罰金額が大幅に引き上げられた。
例えば、自動車運転手が信号無視や一方通行の逆走を行った場合、従来の3倍以上である1800万~2000万ドン(約11万2140〜12万4600円)の罰金が科される。
この場合、運転免許証のポイントが3点減点される。
また、バイク運転手に対しても信号無視や逆走の場合、従来の80万~100万ドン(約4984〜6230円)から400万~600万ドン(約2万4920〜3万7380円)へと大幅に増額されている。
ホーチミン市警察は、交通違反情報を市民から収集する仕組みを推進しており、2024年中頃から市民が交通警察のZaloアカウントを通じて提供した1880件の情報のうち、128件が処理され、約5億ドン(約311万5000円)の罰金が科された。
新法施行後、交通秩序の向上が報告されており、特に主要道路のラッシュアワー時には、信号待ちの遵守や正しい位置での停止が増え、歩道走行や逆走の減少が確認されている。
ホーチミン市は1000万人以上の人口を抱え、950万台以上の車両が登録されているが、都市の道路密度は1k㎡あたり約2.44kmにとどまり、適正基準の10~13kmに比べ大幅に低い。
このため、交通インフラの整備が喫緊の課題である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。