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ハノイの交通違反状況、罰金額は10日間で215億ドン
<写真:hanoimoi.vn>
ハノイ市では1月1日から施行された政令第168号に基づき、交通違反の取り締まりを強化している。
1月1日から10日までの10日間において、交通警察は8435件の違反を摘発し、罰金総額は約215億ドン(約1億3377万3000円)に達した。
違反の多くは道路交通に関するものであり、摘発件数は8357件にのぼる。
この結果、2493台の車両が一時的に押収され、317件の運転免許が停止された。
また、965件の違反では運転免許のポイントが減点され、その内訳は自動車が160件、二輪車が805件であった。
主な違反内容としては、信号無視が302件、進入禁止道路への侵入や逆走が220件、速度超過が570件、違法な駐停車が1272件、飲酒運転が1826件、ヘルメット未着用が2668件とされている。
ハノイ市警察の発表によれば、市民の多くが交通規則を順守するようになり、違反件数は全体として減少傾向にある。
一方で、信号無視や飲酒運転などの重大な違反は依然として課題として残されている。
特に信号無視に関しては、交通信号の不具合や曖昧な状況が確認された場合、罰金の適用を見送る方針が取られている。
新たに施行された政令第176号では、交通違反を告発した市民に報酬を与える制度が規定されている。
しかしながら、現時点では報酬が支払われた例はなく、具体的な運用指針が未整備であるとされる。
ハノイ市警察交通課のグエン・マイン・トゥアン副課長は「報酬が支払われた」との噂を否定し、これが虚偽情報であることを明言している。
今後、交通安全の向上を目指して取り締まりが継続される予定である。
同時に市民が安心して違反を告発可能な環境整備や、運用の透明性を高めるための取り組みが求められる状況にある。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。