おすすめのプロモーション
タンソンニャット空港、テトの大混雑が深刻化

〈写真:Tuoitre.vn〉
旧正月(テト)を迎えた1月24日、ホーチミン市にあるタンソンニャット国際空港で乗客の急増による大混雑が発生した。
空港内では搭乗手続きの長い列が途切れることなく続き、座席が不足しているため地面に座る乗客の姿が多く見られた。また、航空便の遅延が相次ぎ、混乱に拍車をかけた。
国内線ターミナルでは、午後8時になっても人の波が途絶えず、約15万人の乗客が空港を利用し、1000便以上が運航されたという。
これは旧正月のピークシーズンにおいて最大規模の利用者数である。
一方で、悪天候や運航スケジュールの調整により、一部の便で大幅な遅延が発生した。
例えば、ホーチミン発ダナン行きの便は、午前10時45分発の予定が午後2時45分に遅延した後、さらに遅れ、最終的に午後6時20分に離陸した。
乗客からは不満の声が多く聞かれる。「朝に出発する予定が目的地に着いたのは夜遅くであった。旧正月の旅行は本当に疲れる」と話す乗客もいた。
また、空港内の座席不足が顕著で、床に座り込む人々の姿が目立つ状況である。さらに、飲食店の増加によりスペースが狭くなり、商品の価格も高騰しているとの声が上がった。
航空会社の関係者は「乗客数の増加と航空便の集中によって、混雑はさらに深刻化する可能性がある」と警鐘を鳴らした。
悪天候がこの状況を悪化させる一因となっており、混乱が長期化する可能性も懸念される。
空港側では人員を増強し荷物処理の迅速化やトラブル対応を強化するなどの対策を講じているが、乗客には空港に早めに到着し、余裕をもった行動をとることが求められている。
旧正月のピーク期間においては、空港の運営効率の向上やサービス改善が大きな課題となっている。今後、航空業界全体で混雑緩和に向けたさらなる取り組みが求められる見込みである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。