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タンソンニャットの飲食物価、高騰で利用者から不満の声

2025年02月26日(本日)07時00分 公開
タンソンニャットの飲食物価、高騰で利用者から不満の声

<写真:tuoitre.vn>

 

ホーチミン市のタンソンニャット国際空港で、飲食店の価格が高騰していることが利用者の間で問題視されている。

 

空港内の各エリアには多くの飲食店が並び、特にベトナムの代表的な料理である「フォー」の価格は8万8000ドン(約517円)から最高で33万3000ドン(約1955円)と、市内の平均価格を大きく上回る。

 

空港内の「Big Bowl」では、牛肉フォーが8万8000〜13万8000ドン(約517〜810円)、高級な和牛を使ったフォーは27万4000〜33万3000ドン(約1610〜1955円)で提供されている。

 

また、コーヒーチェーンの「Highlands Coffee」では、Mサイズのブラックコーヒーが5万5000ドン(約322円)と市内相場の約2倍の価格である。

 

他にも「Burger King」のコンボセットは19万1000〜30万1000ドン(約1120〜1762円)で、利用者からは「高すぎて手が出ない」との声が上がっている。

 

到着したばかりの利用者からは「水分補給をしたかったが、水すら高くて買えなかった」「無料の給水ポイントがほぼなく、高額な自動販売機ばかり」との不満が出ている。

 

13万8000ドン(約810円)のフォーを注文した利用者からは「味は普通で量も少なく、価格に見合っていない」との声もある。

 

空港内はチェックインカウンター付近や到着ロビーまで多くの飲食店が密集している。特に「Lucky」や「Fresh To Go」などの店舗が大きなスペースを占有しており、主要エリアには「Phoenix」が広い店舗を構えている。

 

さらに、トイレ付近などの狭いスペースにもカフェが並び、休憩場所を見つけるのが難しい状況である。

 

「Highlands Coffee」や「Trung Nguyen Legend」などのカフェチェーンが2024年末に新規オープンし、駐車場エリアには「Starbucks」や「McDonald's」も進出している。

 

この影響で休憩用の椅子が不足し、到着ロビーで床に座って待つ人の姿が目立つ。

 

飲食店が増加する一方で、無料の給水ポイントや休憩スペースが非常に少なく、空港利用者の利便性が低下しているとの指摘が多い。

 

特にLCC(格安航空会社)を利用する旅行者にとっては水分補給すら難しく、「高級な店舗ばかりで、庶民的な価格の選択肢がない」との不満が広がっている。

 

一方、空港を運営するベトナム空港総公社(ACV)は、飲食店や土産物店などの非航空サービスを収益源と位置付けている。

 

ACVはテナントの賃貸契約を従来の固定賃料から売上連動型に変更しており、テナントは売上の一部をACVに支払う必要がある。このコストが価格高騰の一因とされている。

 

今後、利用者の声を受けて価格設定の見直しや無料給水ポイントの増設、休憩スペースの確保などサービス改善が求められている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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