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焦がしレバーフォーミルクティー、斬新すぎる挑戦に賛否両論

<写真:dantri-com-vn>
ベトナム北部・バクニン省で地元カフェが発売した新商品「焦がしレバーフォーミルクティー(trà sữa phở gan cháy)」が、SNS上で大きな話題となっている。
伝統料理と人気ドリンクを大胆に融合させた発想が注目を集める一方で、その斬新さゆえに賛否が分かれているという。
このミルクティーは、同地域の郷土料理である焦がしレバーのフォー(phở gan cháy)に着想を得て開発された。
焦がしレバーのフォーは、香ばしく焼き上げた豚レバーを米麺や揚げネギとともに濃厚なスープで味わう料理であり、全国的な知名度こそ高くないが、バクニンの食文化を象徴する存在である。
問題のミルクティーは、レバーそのものを使用することはなく、焙煎玄米茶をベースに用いることで香ばしさを再現しているという。
また、米粉から作られた自家製フォー風ゼリーを加え、焦がしレバーを模したサクサクのビスケットをトッピングすることで、視覚的にも食感的にも「フォーらしさ」を表現している。
発売直後からSNSでは「新しい味覚体験として面白い」「創造性があって試してみたい」といった肯定的な声が寄せられた。
一方で「ミルクティーとフォーは別々で楽しむべき」「焼きレバーを思い浮かべながら甘い飲み物を飲むのは無理」といった否定的な意見も多く見られる。
ユーモラスな反応や揶揄する投稿も相次ぎ、ネット上での議論は過熱している。
このような挑戦的な商品開発は、かつて話題となった牛肉麺ミルクティーなどと同様に、話題性を狙ったマーケティング手法の1つと位置付けられる。
味の完成度が高ければ定着する可能性もあるが、インパクト先行で終わるリスクも少なくない。
バクニン発のこの革新的なミルクティーが一過性のブームで終わるのか、新たな定番商品として定着するのかは、今後の消費者の反応と市場の受け止め方に委ねられている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。