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高級ナイトクラブで学生が豪遊 、都市部若者の消費実態

<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市中心部に位置する高級ナイトクラブで、大学生のグループが一晩で1000ドル(約14万7580円)以上を費やす様子が明らかとなった。
見た目はごく普通の学生であるが、輸入酒の注文や笑気ガスの吸引、派手なダンスを楽しむその姿は、都市部における若者文化の一端を鮮明に映し出している。
あるクラブでは少人数グループ向けに2本の輸入酒、フルーツ、ミキサー、シーシャを含む基本セットが629万ドン(約3万6560円)で提供されている。
VIPエリアにおいては、最大で8260万ドン(約47万9810円)に達する豪華パッケージも存在する。
クラブ内は深夜2時を過ぎても盛り上がりを見せ、音楽と照明が交錯する空間で笑気ガスが大量に消費されている。
1球あたりの価格は18万ドン(約1045円)とホーチミン市内の他店舗に比べて高額であり、地元メディアが潜入取材を行った日には学生グループが合計21球を使用し、笑気ガスだけで約400万ドン(約2万3240円)を支払っていた。
その場にいた男子学生Hは「週末に楽しみたいときは、クレジットカードを使って後で働いて返す」と語り、ネット上でのデザイン業務や広告運営によって収入を得ていると説明した。
一方、同行した女子学生は「お金がないので、誘われたときだけ参加する」と話していたという。
取材が行われたクラブは「ホラー映画の世界に没入したような異様な空間」と紹介されており、営業は午前4時半まで続く。
学生たちが繰り返し訪れるこうした空間は、都市部の若年層における新たな消費スタイルや遊興の在り方を象徴している。
しかしながら、笑気ガスの使用はすでにベトナム国内で禁止されており、健康被害や中毒の事例も報告されている。
こうした実態が放置されることなく、今後は規制の強化と若者への啓発が急務である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。