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ベトナムの4月末連休、航空券価格が急騰

<写真:nld.com.vn>
ベトナム国内の主要航空会社が4月30日から5月1日にかけての連休期間中に航空券価格を大幅に引き上げた。
これにより国内線および国際線の料金は通常期と比べて2〜3倍に達しており、多くの市民が旅行計画の見直しを迫られている。
たとえば、ベトナム航空が運航するハノイ〜ダナン間の普通席は、通常時で180万〜200万ドン(約1万530〜1万1700円)であるが、連休中は250万ドン(約1万4625円)まで上昇した。
ベトジェットが運航するハノイ〜フーコック線は平常時の2倍以上の価格となっており、バンブー航空が運航するハノイ〜ニャチャン線においては最大で370万ドン(約2万1645円)と、通常の2.5倍に達している。
ホーチミン〜フーコック間の航空券も同様に高騰しており、往復での最低価格は360万〜400万ドン(約2万1060〜2万3400円)にのぼる。これは通常の約2倍に相当する。
その他の国内路線でも平均して約30%の値上がりが確認されている。
このような状況に対し、市民からは困惑の声が上がっており、ホーチミン市タンビン区在住の女性は家族4人での帰省に必要な航空券代が自身の月収を上回ると語った。
国際線も同様の傾向を示しており、ハノイ〜バンコク線では通常220万〜380万ドン(約1万2870〜2万2230円)の航空券が、連休期間中は310万〜510万ドン(約1万8135〜2万9835円)にまで値上がりしている。
旅行会社や航空券代理店によると、個人旅行の需要が高まっているという。
現在、ベトナムの国内線市場においては、ベトナム航空とベトジェットが大きなシェアを占めている。
一方で、ベトラベル航空やパシフィック航空といった中小航空会社は機材不足に直面しており、競争力ある価格設定や増便が困難な状況にある。
このため、各航空会社は法定の価格上限を超えない範囲で、繁忙期における収益の最大化を図っている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。