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タイビンで髄膜炎菌感染症、74人が経過観察対象
2025年03月28日(金)07時00分 公開

<写真:tuoitre-vn.>
タイビン省疾病管理センター(CDC)は3月26日、同省において髄膜炎菌感染症の患者が確認されたことを受け、濃厚接触者74人を対象とした疫学的監視を実施していると発表した。
患者はクインフー郡アンアップ村に居住する17歳の女子生徒N.T.Tさんである。3月9日より発熱、鼻水、筋肉痛、咽頭痛といった症状が現れたが、自宅で市販薬による自己治療を続けながら通常通り通学していた。
17日には嘔吐および全身倦怠感が出現し、同郡の医療機関を経てタイビン省総合病院に搬送された。その後、症状が急速に悪化したため、翌18日にハノイ市のバクマイ病院へ転送された。
PCR検査の結果、髄膜炎菌への感染が確認され、急性心筋炎および脳梗塞を伴う髄膜炎と診断された。現在、同病院の集中治療室にて抗生物質(ロセフィン)による治療が行われており、患者の意識は保たれている。
タイビン省CDCは患者が居住するアンアップ村において、感染拡大を防ぐための対策を速やかに展開している。濃厚接触者には予防的な抗生物質の投与指導が実施されており、健康状態の追跡も継続中である。
なお、患者には過去14日間における流行地域への渡航歴や既知の感染者との接触歴は確認されておらず、髄膜炎菌ワクチンの接種歴もなかった。
現在、タイビン省CDCは郡保健当局と連携しながら感染拡大の封じ込めに取り組むとともに、衛生指導の強化も進めている。地域住民に対しては、手洗いの徹底や居住環境の清潔保持、体調の異変への早期対応を呼びかけている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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